「100歳まで頑張って生きよう」と心に誓った英スコットランドの女性が、先日、100歳を迎えた直後、目的を達成したことに満足したかのように永眠しました。親族らはその決意の固さを「いかにも彼女らしい」と讃えているそうです。

英紙デイリー・メールによると、この女性はスコットランド南東部レンフルーシャイア行政区ペイズリーにて隠居生活を送っていたアグネス・アリソン・マックナウタンさん。彼女は同区エルダースリーで長寿の家系に生まれ、ご家族の中には80代、90代まで元気だった人がたくさんいました。アグネスさん自身、80歳を過ぎても趣味のテニスを楽しみ、車の運転も95歳まで続け（※さすがに「高齢過ぎる」と、その後は家族に止められたとのこと）、ご年配ながら心身ともにとても健康的な生活を送っていたそうです。

そんなアグネスさんは、90歳の誕生日を迎えた頃、「あと10年は絶対に生きて100歳の誕生日を迎えよう」と心に誓いました。彼女が住んでいた養護施設のスタッフによれば、「その目標をいつも口にしていた」そうで、決意は相当なものだったようです。

そして8月1日、本当に100歳の誕生日を迎えたアグネスさんでしたが、日付が変わってからわずか10分後に永遠の眠りにつきました。まさに目的達成に安心して息を引き取ったかのような彼女の生き様には、甥のヒューさんも「彼女らしい。本当に最後の最後まで目標にしがみついてたんです」と感嘆しています。

アグネスさんを“ネシー”という愛称で呼んでいたヒューさんらご家族は、その日の午後に計画していた誕生日パーティを予定通り行い、彼女への敬意を示したそう。目標を全うしたアグネスさんも、家族のはからいを喜んでいるかもしれませんね。