2010年に電撃的な脱退劇でV系業界を騒がせた彩冷えるが6月29日、ZEPP TOKYOで行われた東京・高田馬場のライブハウス「AREA」15周年イベントでこの日限りの復活を果たし、V系ファンに衝撃を与えた。

彩冷えるは2004年に結成し、高田馬場AREAを中心に活躍していたが、年々人気を得て2009年にシングル「会いたくて」でメジャーデビュー。以降シングル4枚、アルバム1枚をリリースし、オリコンウィクリーチャートTOP10入りするなど好調な活動を見せていたが、2010年に葵（ヴォーカル）と夢人（ギター）、タケヒト（ギター）、インテツ（ベース）、KENZO（ドラム）のメンバーが別々の道を歩み始めることを発表。その後、夢人ら4人は「AYABIE」というバンド名で活動し、ヴォーカルの葵はソロ活動のほかユニットなどを結成していた。

今回は自身らの出身ライブハウスの記念すべき15周年イベントということで、特別に再結成。インディーズ時代の曲からメジャー時代の曲まで全7曲＋アンコール1曲で、超満員の観客を魅了し、記念すべきイベントを盛り上げた。

ライブ中、ヴォーカル葵はMCで「言葉は心を超えないと思っていますが、僕たちはミュージシャンです。だから音楽でみんなに俺たちの心を隅っこまで届けるから全て受け取って帰ってくれ！」「みんなから最高の景色をもらいました。俺達はまたそれぞれの道を進んでいきますが、これでまた頑張れます。ありがとう！」など、これまでの想いをファンに告げ、中には涙を流すファンも。

ライブ終了後、夢人は「5人でのライブ、本当に楽しくて、一瞬で過ぎていきました。またいつかこのメンバーでステージに立ちたいです。みんなの笑顔が最高でした、ありがとう！」とコメントした。

今後は、また別々の道で活動していく予定だが、ヴォーカル葵の新プロジェクト「168-one sixty eight-」は、8月8日にメジャーデビューシングル「雪月花」、「AYABIE」は8月22日にメジャー1stアルバム「ANSWER」のリリースが決定している。