元キャスターで、女優やタレントとしても活躍した山口美江さん（51歳）が、自宅で亡くなっていたことがわかった。所属事務所が公式サイトで明かしている。

所属事務所のソルトアースによると、山口さんは今年2月から体調不良により通院治療をしていたが、病状が急変。一部メディアによると、自宅で亡くなっているところを親族が発見したという。

山口さんはインターナショナルスクールや上智大学外国語学部で培った英語力を武器に、美容メーカーのエスティローダーでマーケティング、映画配給会社のワーナー・ブラザーズで社長秘書を経験。その後、「CNNヘッドライン」（テレビ朝日系）のキャスターに抜てきされ、タレントデビューを果たした。

“元祖バイリンギャル”と呼ばれた山口さんは、芸能界の第一線で活躍。フジッコの“漬物百選”のCMでは、「しばづけ食べたい」の名セリフで一躍脚光を浴びた。

1990年代後半には一時芸能界を引退し、実業家に転身。横浜中華街にある輸入雑貨店「グリーンハウス」を経営していたが、2011年5月で閉店している。また、近年は、2006年に亡くなった父親の介護（アルツハイマー型認知症）を通して学んだ経験を伝える講演活動なども行っていた。