スピルバーグ新作の公開日決定、「戦火の馬」は2012年3月2日公開へ。

2011/09/29 01:10 Written by Narinari.com編集部

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スティーブン・スピルバーグ監督の最新作「戦火の馬」の日本公開日が、2012年3月2日であることがわかった。全米公開を前に、早くも来年のアカデミー賞最有力候補との呼び声も高い同作だけに、日本でも大きな注目を集めそうだ。

「戦火の馬」は、第一次世界大戦を舞台にした壮大なる感動作。戦争という悲劇に打ちのめされながらも希望を信じて生きていく人間たちのドラマが、戦火を生き抜く一頭の美しい馬“ジョーイ”との出会いと別れを通して描かれていく。  

原作は1982年にイギリスで出版された小説。その後舞台化され国際的な成功をおさめ、2011年度のトニー賞では5部門受賞の栄誉に輝いている。スピルバーグ監督はロンドンで舞台版に出会い、馬の視線を通して描かれる人間ドラマに感動し、一幕目からエンディングまで感動の涙が止まらなかったという。そして「なんとしてもスクリーンを通して世界中の人々にこの感動を届けたい」との思いから、この作品の映画化を決意した。

すでに米映画専門サイトのゴールドダービー.comでは、全米の批評家、映画関係者、ユーザーの投票による来年のアカデミー賞予測で多くの票を集め、作品賞と監督賞の最有力候補に選出。12月28日の全米公開を前に、早くも熱烈な支持を集めているようだ。

そんな「戦火の馬」について、スピルバーグ監督は「ストーリーに圧倒的な魅力を感じ、ただうっとりするばかりでした。この映画を見て、物語を共に体験した人々の心が一つになることを、そしてこの物語のハートとメッセージを世界各国で感じてもらえることを願っています」 とメッセージを寄せている。


☆「戦火の馬」ストーリー

第一次大戦前夜のイギリスの農村――貧しい農家にひきとられた一頭の美しい馬は、ジョーイと名付けられ、この家の少年アルバートとかけがえのない絆で結ばれる。だが、開戦によってジョーイはアルバートから引き離され、英国軍の軍馬として戦場の最前線に送られてしまう。死と隣り合わせの過酷な日々の始まりは、ジョーイの驚くべき旅の始まりであり、彼がやがてめぐりあう戦時下の人間たちの、切なくも美しいドラマの始まりだった…。


☆「戦火の馬」スタッフ・キャスト

監督:スティーブン・スピルバーグ  
脚本:リー・ホール(「リトル・ダンサー」)/リチャード・カーティス(「ノッティング・ヒルの恋人」「ラブ・アクチュアリー」)
撮影:ヤヌス・カミンスキー(「シンドラーのリスト」「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」「プライベート・ライアン」)
出演:ジェレミー・アーヴィン/エミリー・ワトソン/デヴィッド・シューリス

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