月平均4万7,000Km、5,962回の空の旅で“1,000万マイル”に到達した男性。

2011/08/03 05:34 Written by Narinari.com編集部

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今では飛行機に乗るときだけでなく、提携する店での買い物などでもポイントが貯められる各航空会社のマイレージサービス。乗れば乗るほど、使えば使うほど“お得感”が得られるとあって、マイルをどんどん稼いでいる人もいるだろう。米国の57歳の男性は29年にわたってユナイテッド航空を使い続け、先月、同社初の1,000万マイル利用者となった。自動車セールスのコンサルタントをしているこの男性、仕事にプライベートにと飛行機で毎月平均2万9,000マイル(約4万7,000キロ)を移動。そして遂に累計の移動距離が地球400周分に達したそうだ。

この男性はシカゴを拠点に仕事をしているトム・スタカーさん。米紙デイリー・ヘラルドや米放送局ABCなどによると、彼は仕事の関係で世界各地を飛び回るほか、プライベートでもタイにある別荘への移動や3回の世界一周旅行で飛行機を使ったという、航空会社にとってはいわば“超得意客”だ。もともとは飛行機に乗るのが「死ぬほど怖かった」彼も、29年前、1982年にユナイテッド航空のマイレージサービス会員に登録して利用を開始すると頻繁に乗るようになり、これまでユナイテッド航空で5,962回も空の旅を楽しんできた。

当初は飛行機に乗るのは仕事のときだけだったが、プライベートでも頻繁に利用し始めると、移動距離はもの凄い勢いで増加。1980年代後半には「50日間で全米50州を訪れよう」とのユナイテッド航空のキャンペーンに挑んでこれを制覇し、1年間自由にファーストクラスで旅行ができる権利をゲットした。そして彼の目的地は世界にも向けられ、南極以外の大陸はすべて訪問。中でも200回以上訪れているオーストラリアが彼のお気に入りのようだ。

時には3つの用事をこなすために5日間のほとんどを空で過ごしたことも。ここ4年間は特に利用頻度が増え、年平均で70万マイル(約113万キロ)も飛行機での移動を繰り返したそうだ。そして7月9日午後に利用したロサンゼルス発シカゴ行きの搭乗で、合計1,000万マイルに到達した。

スタカーさんは大台到達時、2人の息子や兄弟らと一緒にこの飛行機に乗ってお祝い。シカゴのオヘア国際空港に一行が降り立つとユナイテッド航空のスタッフが彼らを出迎え、感謝の気持ちを伝えた。これを前に、ユナイテッド・コンチネンタルホールディングスのジェフ・スマイゼック社長兼CEOは「トムがこの30年間、我々と飛ぶことを選んでくれたのは光栄」(米放送局ABCより)とコメント。初の1,000万マイル利用者の誕生を祝うと同時に、今後のさらなる利用にも期待を寄せている。

マイレージカードに貯まったマイルも相当だろうが、気になるのは彼が受けられる大台達成の特典だ。その中身は、チェックインの特別対応で待たされずに飛行機に乗れるほか、席も無料でファーストクラスにアップグレードでき、さらにユナイテッド航空の1機には彼の名前が付けられるという。

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