ファンから言われる「YouTube見てます」にサンドウィッチマン伊達悩む。

2010/10/27 15:51 Written by Narinari.com編集部

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「最近良く言われる…。『ユーチューブ見てますよ!』」。サンドウィッチマンの伊達みきおが、そんなファンの一言に困惑している。

公式ブログの10月27日付けエントリー「ユーチューブ見てますよ!」によると、最近、ファンからそう言われる機会が増え、「我々は、どんな顔をしてどんな返事をすればいいのだろうか」と困惑しているという。DVDやテレビを見たり、ライブに行ったと報告を受けるのは「勿論『ありがとうございます!!』」「実際嬉しい」と思う一方で、「ユーチューブ見てますよ!」にはどう答えて良いのかわからないそうだ。

例えば新作のDVDを発売しても、「翌日には何本かのネタがユーチューブにアップされていてパソコンから無料で見るコトが出来る…そんな状態の場合もあったりする」状況に、「ユーチューブにアップしてる人って、何がしたいのかなぁ」と理解に苦しんでいる様子。

ただ、「このネタが面白いから世界中の人に是非見て貰おうって気持ちで、良かれと思ってアップしてくれてる」のだとしたら、「まぁ、その気持ちは悪い気はしないや…。ましてや、再生回数がスゴく多いと更に悪い気はしない」とも思うそうで、そこが複雑な心境に陥る要因のひとつとなっているようだ。

“DVD不況”が叫ばれ、実際、業界全体の売上げは落ちてきている。そうした中でも精魂込めてDVDを作り上げた当人にしてみれば、購入せずにYouTubeで見た上、本人に「ユーチューブ見てますよ!」と告げるファンに困惑してしまうのは当然のことだろう。エントリーは「(笑)」や顔文字を交えるなど終始穏やかな内容だが、当事者がこうしたメッセージを発信することは、この問題を考える上で大きな意味を持ちそうだ。


☆マンガ「黒執事」作者のケースでは

似たケースでは、今年8月、アニメ化もされた人気マンガ「黒執事」作者の枢やなが、公式ブログで一部のファンに苦言を呈した件がある。その内容はファンから寄せられた手紙やメールの中に「友達からROMで借りて読みましたwww」「1期全部海外動画サイトで見ましたwすごく面白かったです!」といったことが記されており、それと類似したものが「最近かなり頻繁に」届くというものだ。

枢やなは、こうした行為はクリエイターにとって死活問題であると説き、「『黒執事がすごく好きです! でも、中の人達は無収入にして飢え死にさせたいです★』ってメールを送ってきてるのと一緒です」と強い言葉を交えながら警告を発していた。

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