原油除去にフーターズも協力、使用済みストッキングでオイルフェンス。

2010/06/16 17:29 Written by Narinari.com編集部

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英石油会社BP所有の石油掘削施設「ディープウォーター・ホライズン」で起きた爆発により、メキシコ湾に深刻な被害をもたらしている大規模な原油流出事故。発生から2か月近くが経った今もなお、流出をストップさせることができず、環境汚染の広がりは深刻さを増すばかりです。

“史上最悪の原油流出”と言われる今回の事故。政府も懸命な対応に追われていますが、「小さなことでも良いから、何かできることはないか」と、市民レベルでも環境に対する救済運動が始まっています。そうした中、健康的なお色気のウェイトレスが人気を集める米レストランチェーン「Hooters(フーターズ)」は、従業員によるボランティア活動を始めました。

「Hooters」のユニフォームは、胸元を強調したタンクトップにオレンジ色のホットパンツ。そして肌色のストッキングを着用しています。そのストッキングが海岸沿いに流れ着いている原油を除去するのに役立つということで、従業員から使用済みのストッキングを集め、提供するというのが今回の活動です。

具体的にはストッキングに人の髪の毛やペットの毛を詰め込んでつなぎ合わせ、オイルフェンスとして海に浮かべるそう。天然の毛は重量の約6倍の原油を吸い取るため、その性質を利用しようというわけです。しかもこのオイルフェンスは再利用が可能で、平均8回も繰り返し使えるのだとか。

「Hooters」で広報を務めるマイク・マクニールさんは、従業員から約10万本の使用済みストッキングを回収する予定であることを明かしています。これをもとにオイルフェンスを作れば、100万ガロンの原油を海岸から取り去ることができると見込んでいるそうです。

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