日清食品は4月12日、「カップヌードル ビッグ」「同カレー ビッグ」「同シーフードヌードル ビッグ」のリニューアルを行うことを発表した。新しい3商品は、26日から全国で発売となる。

今回のリニューアルは、昨年「新・うまい！カップヌードル」をコンセプトにレギュラーサイズで行った具材強化の施策を、ビッグサイズでも行うもの。「カップヌードル ビッグ」はダイスミンチから角切りチャーシュー「コロ・チャー」に、「同カレー ビッグ」は豚バラ肉から「カレー専用コロ・チャー」に変更、「同シーフードヌードル ビッグ」は従来の具材に貝柱をプラスする。

しかし、このリニューアルで思い出されるのは、昨年3月、“肉”変更に反発する声がネットで上がった一件だ。古くから親しまれてきた「カップヌードル」のダイスミンチにはファンも多く、中には「ダイスミンチを食べたいからカップヌードルを買っている」という人もいる。ネットでは親しみを込めて“謎肉”と呼ばれることもあり、“謎肉”だけにスポットを当てたSNSのコミュニティも存在しているほどだ。

また、お笑い芸人のほっしゃん。もダイスミンチファンの一人で、かつてブログに「夢はカップヌードルの肉つくる事」と書いていたことがあるほか、いまなおYahoo!知恵袋などQ＆Aサイトには、“謎肉”と「コロ・チャー」を比較してどう思うかをたずねる内容の書き込みが寄せられている。

それだけに、“謎肉”が残されていた「カップヌードル ビッグ」からも姿を消すことは、再びファンの間で物議を醸す可能性がありそう。まだ「カップヌードル mini」には“謎肉”は残されているが、「ビッグ」の量が食べたい人は、現行バージョンの入手をお早めに。

ちなみに、日清食品が昨年10月に発表した2009年9月中間期の連結決算資料によると、「コロ・チャー」への変更は「お客様の好評を得ている」という。