日清食品ホールディングスは3月26日、神奈川県横浜市のみなとみらい21（新港地区11-2街区／横浜市中区新港二丁目11番4）に「インスタントラーメン発明記念館」（仮称）を建設すると発表した。同館はインスタントラーメンの歴史やベンチャーマインドなどを楽しみながら学ぶことができる“体験型食育施設”を掲げている。

「インスタントラーメン発明記念館」はインスタントラーメン発祥の地である大阪府池田市に、1991年11月に開館しており、今回の横浜の施設はいわば東日本版。小中学校の総合学習の授業での利用や、全国各地からの修学旅行での訪問も多く、これまでに270万人（2008年度は年間47万人、2009年度は年間50万人の見込み）を超える来館者が訪れている。

中でも「チキンラーメン」を小麦粉からこねて作る“チキンラーメン手作り体験工房”と、世界で一つだけの「カップヌードル」を作ることができる“マイカップヌードル・ファクトリー”の2つの体験型食育プログラムは人気で、横浜に新しく建設する同館にも同様の体験施設を用意。さらに新たなコンテンツも検討している。

着工は2010年12月、竣工は2011年11月を予定。大阪の同館は全国でも屈指の企業ミュージアムとして知られているだけに、横浜の施設も人気を呼びそうだ。

☆施設概要
名称：インスタントラーメン発明記念館 （仮称）
内容：チキンラーメン手作り体験工房、マイカップヌードル・ファクトリー、インスタントラーメンの歴史などの展示。その他新規コンテンツも予定。
所在地：新港地区11-2街区 （横浜市中区新港二丁目11番4）
敷地面積：約4,000平方メートル
延床面積：約10,000平方メートル（予定）
建物規模：地上5階、地下1階（機械室のみ）高さ約26メートル