泥棒から届いた“54年後の謝罪”、ラジオを盗まれた大学に手紙。

2009/11/27 20:52 Written by Narinari.com編集部

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米アイオワ州の北東部に位置する都市ダビュークは、カトリック関連の施設が点在する宗教都市としても知られています。この都市にキャンパスがあるクラーク大学も、カトリック系の女子学院として1843年に設立され、その後、4年制の大学となった学校です。学生の数は約1,200人とそれほど大きな大学ではありませんが、特に芸術教育に力を注いでいます。 

そのクラーク大学に先日、一通の手紙が届きました。手紙の内容は、1955年のある日、差出人が同大学の教務室からラジオを盗んだことを告白するもの。そして「ずっとこの愚かな行為を悔やんでいました」「これだけの月日を費やしてしまったことを恥ずかしく思います」(米紙シカゴ・トリビューンより)という謝罪の言葉とともに、100ドル札が5枚(500ドル)同封されていました。 

同校の広報担当者であるマイク・サイズさんによると、「この手紙の主が書いている教務室は、たぶん20年前の火災で焼け落ちた校舎内の一室」(AP通信より)とのこと。焼失した校舎とともに、ラジオがなくなったことも、忘れ去られていたのでしょう。

現在、同校は共学ですが、1955年当時はまだ女子大学。当時学生だった女性が盗んでしまったのか、それともキャンパスに侵入した泥棒だったのか。“54年後の告白”をした差出人が何者なのかは、まだ分かっていません。

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