ヤクルトの木田優夫投手が退団を報告、「まだまだ」現役続行を表明。

2009/10/01 13:48 Written by Narinari.com編集部

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ヤクルトの木田優夫投手が球団からの戦力外通告を受け、退団することを公式ブログで報告した。今年で41歳になった木田投手だが、まだ気力は衰えておらず、現役続行を希望している。

10月1日に更新されたエントリー「ありがとうございました」では、「今シーズンで、スワローズを退団する事が決まりました」とヤクルトを退団することをファンに報告。古田敦也前監督に請われて入団したヤクルトでの4年間を「スワローズで、神宮球場でプレイ出来て、楽しく幸せな時間を過ごせました」と振り返っている。

また、今後については「まだまだ野球が出来る場所を探して行きたいと思っています」と現役続行を表明。国内を中心に移籍先を探す予定だが、国にはこだわらず、海外も視野に入れながらプレーできる環境を探していく模様だ。

木田投手は1986年のドラフト1位で巨人に入団。1997年オフに野村貴仁投手とのトレードでオリックスに移籍し、1998年オフにFA権を行使してデトロイト・タイガースに入団、メジャーリーガーとなった。その後、2000年に再びオリックスに復帰し、2001年に自由契約、2002年は腰痛治療に専念するために浪人生活を送り、2003年にドジャースへの入団を決め再びメジャーリーガーに。

同年3月には自身が運転していた乗用車に反対車線から飛び出してきた車が衝突して骨折を含む全治6週間のけがを負うアクシデントに見舞われたものの、8月にはドジャースでメジャーのマウンドに立ち、MAX150キロのストレートを投げるまでに回復した。

さらに2004年にはマリナーズに移籍。このとき、マリナーズにはイチロー外野手と長谷川滋利投手も在籍しており、“元オリックス”の3選手がマリナーズで再会という珍しい状況が話題となった。ちなみに、イチロー選手も当時「こんなところで一緒にプレーするとは思わなかった。何か縁があるんですね」とコメントしている。そして2005年にマリナーズを自由契約後、2006年にヤクルトへ入団した。

ヤクルトでは1年目(2006年)に56試合、3勝5敗8セーブ、防御率3.08、2年目(2007年)に50試合、1勝3敗2セーブ(17ホールド)、防御率3.14と中継ぎとして大車輪の活躍。今季は先発も含め30試合に登板し、3勝4敗0セーブ(7ホールド)、防御率5.54の成績だった。

これまで6つの球団に在籍(+2度目のオリックス)し、浪人生活も経験するなど、波瀾万丈の野球人生を歩む木田投手。そのキャラクターからファンも多い選手だけに、次にどの球団でプレーすることになるのか、楽しみに「移籍先決定」の朗報を待ちたいところだ。

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