世界最高齢?のSNSユーザーが104回目の誕生日、祝福のメッセージ相次ぐ。

2009/09/09 21:05 Written by Narinari.com編集部

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まだ歴史が浅いインターネットのサービスは、“若い人のモノ”というイメージを抱かれることが多いが、今年5月に97歳で亡くなったスペインの「世界最高齢ブロガー」のように、着実に高齢者にも広がりを見せている。7月にユーザー数が2億5,000万人を突破した米国のSNS「フェイスブック」にも、高齢者のユーザーが多数参加しているが、その中の一人、「英国で最高齢のユーザー」(世界最高齢?とも伝えられている)とされるおばあちゃんが、9月8日に104歳の誕生日を迎えた。

このおばあちゃん、アイビー・ビーンさんは1905年生まれ。2年前にインターネットを使い始めたビーンさんは、瞬く間に「SNSで最も人気のある英国人の1人」となり、英国内ではよく知られた存在となった。ビーンさんのページでは特に日記などが更新されているわけではないが、20個の動画と、どれも素敵な表情の100枚の写真が公開され、友だちリストは5,000人近くもいる。

また、自己紹介の項目には「テレビが好き」「お気に入りのフットボールチームはマンチェスター・ユナイテッド」「暇な時間は絵を描いて過ごすのが好き」「好きな映画は『タイタニック』」「好きな音楽はグレイシー・フィールズ」(※グレイシー・フィールズは1930〜40年代に活躍した英国のスター)といった記載も。この少ない情報だけでも、もともと多くのことに興味を抱いているアクティブなおばあちゃんという印象を受ける。

そんなビーンさんが104歳の誕生日を迎えた8日、ビーンさんのページには「誕生日おめでとう!」「健康に気をつけてね」「なんて素晴らしい日なんだ」などなど、たくさんの祝福のメッセージが寄せられた。そのいずれもビーンさんの誕生日を心から祝う声ばかりだ。

ちなみにビーンさんは、コミュニケーションサービスの「Twitter」にも登録しており、フォローの数は38,000近くにも及ぶ。こちらは「今日は天気が非常に良いわ」「庭で写真を撮ってきたのよ」「友だちが来てくれて素敵な午後だった」など、日常のちょっとした出来事を頻繁に“つぶやいて”いるほか、ちゃんとほかのフォロワーとの交流も図るなど、ネットのコミュニケーションを楽しんでいるようだ。

新しいことに挑戦する意欲が湧かず、デジタル化が進む昨今の社会に取り残されているような感覚に陥る高齢者も少なくないが、ビーンさんはインターネットだけでなく、「Wii」も楽しんでいるというほど、とにかく柔軟かつアクティブ。これからも末永く、デジタルライフを楽しんで欲しいものだ。

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