連続ドラマ「こち亀」初回視聴率は12.2%、各地の花火大会も影響か。

2009/08/03 09:57 Written by Narinari.com編集部

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6月1日に発売された「週刊少年ジャンプ」で実写ドラマ化が発表されて以来、新たな情報が出るたびに物議を醸してきた連続ドラマ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(TBS系)。前評判では賛否の“否”の意見が目立っていたこともあり、どの程度の視聴率を獲るのかに注目が集まっていたが、8月1日に放送された初回の視聴率は12.2%(ビデオリサーチ調べ)であることが明らかになった。

前クールで初回24.8%を記録した木村拓哉主演の「MR.BRAIN」(全8回の平均は20.5%)と比べると「こち亀」は大幅に数字を落としてしまった格好だが、もともとTBSの土曜20時枠はそれほど好視聴率を獲る枠ではないため、初回12.2%という数字でも飛び抜けて低いわけではない。参考までに過去の作品の初回視聴率を見てみると、「ROOKIES」(08年春)と「RESCUE」(09年冬)は12.2%、「ブラッディ・マンデイ」(08年秋)は11.4%、「ゴッドハンド輝」(09年春)は8.0%、「恋空」(08年夏)は5.6%。とにかく豪華なキャストを集めた「MR.BRAIN」は例外中の例外だ。

また、8月1日は全国で大きな花火大会が集中したことが、視聴率に影響を与えた可能性も否定できない。東京の江戸川花火大会、横浜の神奈川新聞花火大会、大阪の教祖祭PL花火芸術など、大小合わせると80近い花火大会が開催され、在宅率が極端に低かったものと見られる。そのため「こち亀」の視聴率は来週の第2回以降、数字を上げていく可能性はまだ残されており、“失敗作”の烙印を押すのは早計かもしれない。

ちなみに初回放送終了後のネットの反応は「香取の両さんはやっぱり違う」「オープニングがひどい」と相変わらずの否定的な意見も目立つが、「思ったより良かった」「中川と部長は意外と良かった」と評価ポイントを挙げる前向きな意見もある。

ドラマ版の「こち亀」は主役の両津勘吉役を香取慎吾、中川圭一役を速水もこみち、秋本カトリーヌ麗子役を香里奈、大原部長役を伊武雅刀が演じ、ラサール石井やなぎら健壱、柴田理恵、つまみ枝豆らが脇を固めている。また、毎回豪華なゲストを用意しており、初回にはビートたけし、劇団ひとり、ベッキー、岩佐真悠子、國村隼、佐々木健介、北斗晶、酒井敏也らが出演。第2回以降も加山雄三、石原さとみ、オードリー、観月ありさ、田口淳之介(KAT-TUN)、宮藤官九郎、内村光良、西田敏行らの出演が決定している。

☆TBS系土曜20時枠の初回視聴率(ビデオリサーチ調べ)
08年春「ROOKIES」12.2%
08年夏「恋空」5.6%
08年秋「ブラッディ・マンデイ」11.4%
09年冬「RESCUE」12.2%
09年春「ゴッドハンド輝」8.0%
09年春「MR.BRAIN」(24.8%)
09年夏「こちら葛飾区亀有公園前派出所」

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