闘病を続けていた歌手の忌野清志郎さんが死去、癌性リンパ管症のため。

2009/05/02 23:30 Written by Narinari.com編集部

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“キング・オブ・ロック”“ゴッド”などの異名を持ち、日本を代表するロックンローラーである忌野清志郎さんが5月2日、亡くなったことが分かった。享年58。忌野清志郎さんは2006年7月に喉頭がんと診断され入院。一時復帰したものの、2008年7月にがんの転移が見つかり、再び治療に取り組んでいた。

忌野清志郎さんはRCサクセションの中心メンバーとして1960年代後半から活動。1991年のRCサクセション活動休止後もソロ歌手として活躍を続け、日本最大の屋外フェスである「フジロックフェスティバル」の中心的な存在の一人となるなど、カリスマ的な人気を博した。

2006年6月にのどに違和感を感じて検査を受けたところ喉頭がんが発覚。同年7月12日に入院し、闘病生活に入った。歌手の命でもあるのどへの影響を考え、手術はせずに放射線治療を決断。このときにはファンに向けて「この新しいブルースを楽しむような気持で治療に専念できればと思います」と明るいコメントを残している。

その後、同年11月に東京・青山のブルーノート東京で行われたサム・ムーアのコンサートでステージに上がり、入院以来の歌声を披露。2007年になると交友のあるアーティストのライブなどにゲスト出演し、2008年2月には日本武道館で「完全復活祭」を開き、喉頭がんからの復活を宣言していた。

しかし、同年7月には左腸骨へのがん転移を公式サイトで公表。以降は放射線治療を受けながら、がん闘病の生活を続けていた。

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