経験者が「教わりたい」で中村俊輔が最多、助っ人一番人気はC・ロナウド。

2009/05/01 10:51 Written by Narinari.com編集部

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欧州サッカーシーズンも終盤を迎え、各国リーグやチャンピオンズリーグの優勝争いで熱戦が続いている。世界トップレベルの選手たちが意外性あふれるプレーを見せる機会が多いのも、この時期の楽しみの1つだ。こうした中で、ナイキジャパンがサッカー経験者を対象に「サッカーのワンプレーに関する調査」を実施。プレーを経験した人々がどのプロ選手に注目し、どんなプレーに魅力を感じているのかが明らかになった。

この調査は、4月21日〜23日にナイキジャパンがインターネットを介して行ったもの。対象となったのはサッカー経験者400人で、「ワンプレー」とは、「試合の流れを魔法のように変えてしまう」「一瞬のうちに決定的なチャンスを生み出す」「一瞬のうちに観客を虜にする」プレーと定義した。

「あなたが思い浮かべるワンプレー」については、「相手の意表をついたパス」が68.3%と最も多く、それに「相手を抜き去る絶妙なワントラップ」(48.5%)、「ディフェンダーの間を切り裂く高速ドリブル」(47%)が続いている。多くの人がフィニッシュよりも攻撃の過程を注視しているようだ。

「ワンプレーだけで観客を魅了できると思うサッカー選手」についての質問では、ブラジル代表FWロナウジーニョ選手(ミラン)が66%で1位となった。2005年に欧州年間最優秀選手(バロンドール)とFIFA最優秀選手賞をW受賞した多彩な足技は、いまなおファンの注目を集めている。また、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド選手(マンチェスター・ユナイテッド)、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ選手(バルセロナ)、ブラジル代表FWカカ選手(ミラン)に続き、日本代表の中村俊輔選手(セルティック)が5位にランクインした。

その中村選手は、ロナウジーニョ選手やC・ロナウド選手らを抑えて「サッカープレーを教わりたい選手」で1位(21.5%)となった。選手から教わりたいワンプレーでは、5割近くが「ドリブル」を挙げている。中村選手が「教わりたい選手」で1位になったのは日本人選手であることも大きいが、世界のトップ選手と並んで相手に奪われないドリブルが評価されたようだ。

一方、「助っ人としてチームに加えたいサッカー選手」の1位はC・ロナウド選手(23.8%)で、2位ロナウジーニョ選手(22.3%)、3位メッシ選手(16.3%)に続いて中村選手が4位に選ばれた。その理由は「ディフェンダーの間を切り裂く高速ドリブルができるから」「相手を翻弄するボールコントロールができるから」がそれぞれ44%、41.7%と突出している。スピードが劣る中村選手は評価を下げた形だが、キープ力があり1人で局面を打開できる選手が選ばれたと言えるだろう。

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