「日韓選手はメジャー級揃い」日本代表のWBC連覇を米紙絶賛。

2009/03/24 23:25 Written by Narinari.com編集部

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3月23日に米国で行われた第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝戦。日本代表は今大会5度目の対決となった韓国を延長戦のすえ5-3で下し、連覇を成し遂げた。大会MVPも2006年の前回大会に続いて松坂大輔投手(レッドソックス)が連続受賞。日本国内では号外の新聞が配られるなど、歓喜の1日となった。

この決勝戦について、米紙ロサンゼルス・タイムズは日韓選手のレベルの高さに言及した記事を掲載している。日韓両代表は米大リーグでプレーする選手が少ないにもかかわらず、メジャーリーガーを勢揃いさせた米国とベネズエラを倒したことに触れ、「メジャーリーガーが倒せなかったチームの選手を、なぜメジャーリーグに入れないのか」と、野球の本場のもどかしさを伝えた。

決勝戦の舞台でプレーしたメジャーリーガーは、日本はイチロー外野手、城島健司捕手(ともにマリナーズ)、岩村明憲内野手(レイズ)、韓国は秋信守外野手(インディアンス)のみ。両国を合わせてたった4人のメジャーリーガーで「世界一決定戦」の決勝を戦ったことは、米メディアだけでなく各国代表監督にも衝撃を与えたようだ。

同紙は、準決勝で日本と戦った米国代表のデイビー・ジョンソン監督による「日本ほど厳しい準備をして試合をするチームがあると思えない」とのコメントを紹介。また、韓国に敗れたベネズエラ代表のルイス・ソホ監督は、同紙に「韓国選手の多くがメジャーリーグにいないことは驚きだ」と語り、メジャーリーガーを揃えた自軍が敗れたことへの衝撃を表している。

そして優勝の試合を締めたダルビッシュ有投手(日本ハム)を「日本の怪物」と呼び、九回にその「怪物」から同点に追いついた韓国打線と称賛するなど、米国人に与えた衝撃の大きさを紹介。その上で、秋選手の「日韓の選手は素晴らしい。メジャーリーガーにそん色ないレベルを持っている」という発言に対し、「(決勝が行われた)月曜日以降、同意せざるを得ない」としている。

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