やきもちが過ぎて犯罪に、女性を国外追放させようとした3人御用。

2009/02/12 13:45 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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自分の夫が浮気しているかもしれない。そんな疑惑を心に抱えた女性の辛さは計り知ることが出来ません。しかしだからといって、その苦しいシチュエーションから逃れるために、何をしでかしたっていいとは限らないワケで……。

ワシントン州に住むある女性は、つい最近メキシコから自分の夫を頼りに渡米して来たそうですが、直後から不思議なことが身の回りに起こり始めました。レストランで食事をしていただけなのに、ケンカをして暴れていると通報されたり、車の運転中にパトカーに止められたと思ったら、

「飲酒運転だとタレコミがあったんだ」

とポリスマンから尋問を受けたり。どちらもウソの通報だとすぐに判り彼女におとがめはなかったそうですが、度重なるトラブルに何かがおかしいと感じ始めました。

すると今度はある日、買い物中に突然3人組の女性に囲まれたかと思いきや、車に押し込められ拉致されてしまったそう。連れて行かれた先はなんと地元の警察。そして3人はこの女性を突き出して、

「違法移民です、メキシコに追い返してください!」

と怒りあらわに訴えたのです。もう何がなんだか判らない状態の彼女。

実はこの被害に遭った女性、3人組のひとりの夫と浮気していると、勘違いされていたのです。怒りに常識を失った妻とその友人2人は、この女性が警察に逮捕されれば国外追放になってココにいられなくなるハズ、と偽りの通報を繰り返していたのでした。しかしその計画もうまく行かないと気付いた3人は、今度は自ら女性を拉致して警察まで強引に連れて行こうと考えた、というわけです。

しかし残念ながら国外退去を直接扱うのは移民局。警察じゃ「らち」があきませんし、逆に今までの女性の身の回りに起こった不可解な出来事を問いつめられて、それが3人の犯行だとバレてしまう結果に。虚偽の通報や誘拐などの容疑で逆に逮捕されてしまいました。

嫉妬もここまでくると、さすがに怖いですね。

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