レンタルサーバ会社が「連絡なく」1万円引き落とし、利用者の苦情殺到。

2009/01/10 17:54 Written by Narinari.com編集部

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レンタルサーバサービスを提供しているリンククラブが、利用者に事前の通知なく、「情報管理などの強化のためのシステム費用」の名目で銀行口座から1万円を引き落とし、大問題となっている。ネットでは12月から引き落とし報告と、利用者からの苦情が殺到していたが、1月9日に読売新聞、10日に大手新聞・通信社などが相次ぎ報道、Yahoo!トピックスもトップに掲載したことから広く知られるようになり、騒動に発展中だ。

問題となっているのは、リンククラブを運営しているIT企業のカイクリエイツ。読売新聞などの報道によると、カイクリエイツに会員として登録している利用者約2万人の口座から1万円ずつ引き落とされており、監督官庁の総務省やクレジットカード会社、消費者センターなどに苦情や相談が相次いでいるという。

カイクリエイツは規約の中で「安全対策などの諸般の事情により必要と判断した場合、臨時の料金を予告なく課金する場合があります」と定めていることから、今回の「情報管理などの強化のためのシステム費用」の徴収は問題ないと判断しているようだが、これがまかり通ってしまうと、いきなり数万円、数十万円を引き落とされる可能性も否定できないため、「犯罪に近いのではないか」「常識的に考えて有り得ない」とする意見が多くを占めている。

レンタルサーバの口コミ情報をまとめているサイト「レンタルサーバーデータベース」には、12月中旬頃から「1万円引き落とされた」との報告が相次いでおり、「泣き寝入りせずに返還請求するつもりです」「不当な請求です」と、ユーザーの怒りの声が噴出。ただ、リンククラブに問い詰めた結果、返金の約束を取り付けたユーザーもいるようだ。(→現在、リンククラブは返金希望を受け付けるメールアドレスを公開中。詳細はリンククラブのサイトを参照)

また、被害状況をまとめたサイト「リンククラブ被害報告まとめ」では、現在進行中の問題点がまとめられている。リンククラブから不可解な引き落としのあったユーザーは、一度覗いておいたほうが良いかもしれない。

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