ビジネスシーンや学校で、メモは必須のアイテム。しかし、ビジネス文章やレポートがほとんどパソコン（PC）で作成されている現在、手書きのメモよりもデジタルで入力したほうが後の手間が省けるためノートPCを持ち歩く人が多いが、ノートPCは荷物になるうえに起動に時間がかかるなどのデメリットが存在する。こうした悩みを解決してくれるデジタルメモ「ポメラ」が、キングジムから11月10日に発売される。折りたたみ式のキーボードや4インチの液晶画面、ATOKを装備しており、起動時間は約2秒。新時代のメモ帳として活躍してくれそうだ。価格は2万7,300円（税込み）。

「ポメラ」は、メモ感覚で手軽に文章入力ができるデジタルツール。サイズは145×100×30ミリ（折りたたみ時、重量は約370グラム）という文庫本サイズで、持ち運びもラクラクだ。入力した内容は、テキストデータ（.txt）としてPCに転送（USB接続またはmicroSDカード）、編集できるため、文書作成の効率アップが期待できる。

約17ミリピッチというパソコン並みの打ちやすいキーボードを採用したほか、ATOKを内蔵しているので、快適なメモ入力が可能。起動時間が速いだけでなく、単4アルカリ乾電池で20時間という長時間の連続使用も可能となっている。また、ノートPCのようにセキュリティ上の問題で社外への持ち出しが制限されない点もうれしい限りだ。

4インチの液晶はVGA（640×480ドット）ハイコントラストLCDを採用しており、内蔵メモリでテキストファイル（最大全角8,000字）を6つまで保存可能。対応OSはWindows XP（SP2以上）／Vista。リサイクルレザーを使用した専用ケース（税込み5,040円）も同時に発売される。