「クイズ！ヘキサゴンII」（フジテレビ系）で見せるおバカキャラや、同番組から飛び出したユニット「羞恥心」をきっかけに大ブレイク中の上地雄輔が、10月から始まる「秋ドラマ」で2作品に並行して出演することが決定した。現在はバラエティタレントの印象が強い上地雄輔だが、本業は役者。それだけに役者としての露出が一気に増える「秋ドラマ」は、その実力が試される大事なクールとなりそうだ。

上地雄輔が「秋ドラマ」で出演するのは、上戸彩主演の「セレブと大貧民（仮）」（フジテレビ系、火曜21時枠）と、Hey!Say!JUMPの4人が主演する「スクラップ・ティーチャー〜教師再生〜（仮）」（日本テレビ系、土曜21時枠）の2作品。格差愛がテーマの「セレブと大貧民」では、セレブなお嬢様役の上戸彩の相手役として、年収200万円で3人の子持ちの超貧乏な青年を演じる。一方の「スクラップ・ティーチャー」では、やる気のない、無気力なダメ教師という役どころだ。

同じクールの作品に並行して出演すること自体は珍しいことではない。特に脇役として活躍している役者にはよく見られるケースだが、上地雄輔の場合は「セレブと大貧民」が2番手での出演と、かなり重要な役にキャスティングされている。「スクラップ・ティーチャー」にはどの程度のポジションでの出演なのかまだ明かされていないものの、ドラマのウリの一つになっている……ということを考えれば、それなりに重要な役となりそうだ。そうなると、出番の多い役（＝脇役ではない役）を2作品でこなさなければならず、上地雄輔にかかる負荷は高い。

これまで「ハケンの品格」「貧乏男子（ボンビーメン）」「ROOKIES」など、多数のドラマに出演している上地雄輔だが、レギュラー出演するドラマが同時進行で2作品という状態は「秋ドラマ」が初めて。ほかにバラエティ番組への出演、大人気のブログの更新などもこなさなければならず、ファンからは「大丈夫なのか」「29歳なのに無理しやがって」など、体調を心配する声が相次いでいる。