実写版「ストリートファイター」春麗の写真公開、批判的な意見も。

2008/05/26 21:35 Written by コジマ

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2006年10月に発表されたカプコンの人気ゲーム「ストリートファイター」シリーズの実写映画化。ジャン・クロード・バンダムやカイリー・ミノーグらが出演した94年製作のものとは別企画で、カプコンと米映画配給会社のハイドパークが共同会社を設立し、ハリウッドで製作されているのだ。原題は「Street Fighter: The Legend of Chun Li」となっている。

この映画は、「ストリートファイターII」から登場している中国出身の女性麻薬捜査官、春麗(チュン・リー)を主人公としており、メガホンを執るのは映画「ロミオ・マスト・ダイ」などを手がけたアンジェイ・バートコウィアク監督。おもなキャストは、春麗役に中国系の母を持つカナダ出身の女優クリスティン・クルック(テレビドラマ「ヤング・スーパーマン」など)、ボクサーのバイソン役に「グリーン・マイル」でアカデミー助演男優賞にノミネートされた巨漢俳優マイケル・クラーク・ダンカン、スペインの仮面闘士バルログ役に人気グループ、ブラック・アイド・ピーズのダンサーであるタブー、「ストリートファイターZERO」シリーズから登場しているナッシュ役に米俳優クリス・クライン(「アメリカン・パイ」など)、ボスのベガ役に米俳優ニール・マクドノー(「父親たちの星条旗」など)が発表されている。

日本では無名のクリスティン・クルックが主役に抜擢されたことについては賛否両論であったが、マイケル・クラーク・ダンカンやニール・マクドノーら実力派が加わったこと、タブーがバルログの体格にぴったりであることなどから、にわかに注目度が上がっている。すでに今年3月にクランクインし、09年2月27日の公開(北米での配給は20世紀フォックスが予定)に向けて撮影は順調に進んでいるようだ。

こうした中で、春麗を演じているクリスティン・クルックの写真が米映画情報サイト「Comingsoon.net」(//www.comingsoon.net/)で公開された。写真は1枚だけなものの、この記事のコメント欄には「ヤング・スーパーマン」でも評判だった美貌を称える声が多数寄せられている。しかし、チャイナ服やお団子頭(シニヨン)でないことに批判的な意見もちらほら。さらに、「中国の女優が演じるべき。典型的なアジア人差別だ」「彼女は中国系だよ」「やせ過ぎで春麗の魅力である太ももが再現されないだろう」「いや、彼女はホットだ」など、さまざまな論議が行われている。

これは日本のネットでも同様で、「どう見てもキャミィです」「オリジナルキャラかと思った」「すごくかわいいけど、春麗じゃないね」という声が多数を占めているが、「たしかにカワイイので批判しづらい」とする意見も少なくない。ただ、米国では「ジャン・クロード・バンダム作品のように大コケしないか」、日本では「実写版『ドラゴンボールZ』並みの残念な作品になりそう」という懸念が広がっている。

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