J-POPをこよなく愛する外国人ミュージシャンといえば、元メガデスのギタリスト、マーティ・フリードマンが真っ先に思い出されるが、米シカゴ在住のスコット・マーフィーもなかなかのもの。ツアーで初めて訪れた日本にほれ込み、ついには2006年、インディーズパンクバンドのALLiSTER名義でJ-POP日本語カバーアルバム『Guilty Pleasures』をリリースしたほどだ。残念ながらALLiSTERは昨年7月に活動を休止してしまったが、今度はスコット・マーフィー名義でJ-POP日本語カバーアルバム第2弾のリリースが決定。今回は、浜崎あゆみの「Voyage」から「ドラえもんのうた」までをカバーしているカオスな内容だ。発売日は7月9日で、価格は2,000円（税込み）。

『Guilty Pleasures』では、JR東日本の発車メロディからスピッツの「チェリー」、サザンオールスターズの「Tsunami」、BEGINの「島人ぬ宝」などのJ-POPを、日本語でパンキッシュにカバー。森山直太朗の「さくら」は英訳詞で収録し、インディーズながら15万枚超のセールスを記録した。

ALLiSTER 解散後もJ-POPへの愛情は薄れることなく、第2弾『Guilty Pleasures II』では、疾走感あるパンクサウンドはそのままに「ドラえもんのうた」、平原綾香の「Jupiter」、長渕剛の「乾杯」、浜崎あゆみの「Voyage」、森山良子の「涙そうそう」を日本語でカバー。YEN TOWN BANDの「Swallowtail Butterfly〜あいのうた〜」は英訳詞バージョンとなっている。

また、前作でもMR.BIGの「トゥ・ビー・ウィズ・ユー」やビートルズの「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」など海外の楽曲もカバーしていたが、今回はホイットニー・ヒューストン（ドリー・パートン）の「オールウェイズ・ラヴ・ユー」やビリー・ジョエルの「オネスティ」をセレクトした。全8曲ながら、日米の名曲をパンクカバーした内容は特濃だ。

［作品概要］
作品名： 『Guilty Pleasures II』
アーティスト： スコット・マーフィー
発売日： 2008年7月9日
価格： 2,000円（税込み）
収録曲：
01. ドラえもんのうた
02. Jupiter
03. I Will Always Love You
04. 乾杯
05. Swallowtail Butterfly〜あいのうた〜　※スコット英訳による英語バージョン
06. Voyage
07. HONESTY
08. 涙そうそう