鹿島サポーターの“暴挙”に批判殺到、「サカサポの恥」との声も。

2008/04/14 23:59 Written by コジマ

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今季リーグ戦5連勝中の鹿島と、連敗から転じて3連勝中の浦和が対決したJリーグ第6節。序盤戦のハイライトとなったこの試合は、不調のエース高原直泰選手に代えて後半に投入したFW永井雄一郎選手の2得点によって、ホームの浦和が制した。前節に続いてトップ下で先発出場した田中マルクス闘莉王選手が機能したこともあり、浦和にとって成果の大きな一戦となったのだ。対する鹿島は、浦和の9本を大きく上回る15本のシュートを放ちながらも無得点。昨季から続いていた連勝も14でストップした。

こうした激戦が繰り広げられた埼玉スタジアムで、試合開始前にサポーター同士による異様な光景が展開されていた。この試合は今季2番目となる5万4450人を動員。そのうち、鹿島側には3000人しかチケット配分を与えられなかったという。これに対して鹿島サポーターが激怒し、選手入場時に「FUCK Y R EOU D S」という謎のメッセージを掲げた。どうやら「FUCK YOU REDS」と表現したかったようで、あまり感心できる行動ではないのだ。

そんな鹿島サポーターに対して、浦和サポーターは「やりなおせ! やりなおせ!」という激励コール。さらには、審判団に対して万雷の拍手で迎えるなど、対照的な応援をしていたという。

こうした鹿島サポーターの“暴挙”に対して、ネットでは「公然と「FUCK YOU」とか掲げる神経も信じられないけど、さらにそれを失敗する恥ずかしさ。小学生にも失笑されてましたよ」や「こりゃ道徳的にも教育的にもスポーツ的にも英語的にも恥ずかしい」といった批判が殺到。「サカサポ(サッカーサポーター)の恥」という厳しい意見が多数を占めている。

また、サッカー情報サイト「サポティスタ」では鹿島サポーターが掲げた崩れた人文字の写真を掲載し、「帰りの南北線の鹿サポ女性4人組の会話抜粋」として、「だいたいさあ、ああいう事やっていい結果になったためしないよね」「去年の鹿島のレッズ戦もそうだし、金沢のガンバ戦(虐殺された試合、話によるとガンバ大阪ぶっ殺せ!とか叫んでたらしい)」「あの時(金沢)のコールなんてさ「もっと声出せ!」とか言われてもやりたくないよね、やらなかったもん」「サポのせいで馬鹿なチームだと思われて選手達が可哀想だよね」との声を紹介しているのだ。

こうした“暴挙”は、他の鹿島サポーターだけでなく、観客数減状態が続いているクラブにとっても迷惑な行為。ともに熱いことで知られる鹿島サポーターと浦和サポーターだけど、今回はそのモラルに差が出てしまったようなのだ。

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