日本とは桁違いのお金が動く、米国のエンターテインメント業界やスポーツ業界。それらの業界でひとたびスターに上り詰めれば何十億円というお金を手にすることになるわけなりが、若くして成功を収め、財を築き上げているスターもたくさんいるなりよ。米経済誌「フォーブス」が、そんな若きスター（25歳以下）の中から「1年間に最も稼いだ」トップ中のトップにいるスターを選出。ランキングを発表しているなりね。

まずはランキングを見ておくと。（収入の対象は2006年7月〜2007年6月までの1年間）

◎1年間に最も稼いだ25歳以下の米トップスター（収入の対象は2006年7月〜2007年6月までの1年間）
2700万ドル　レブロン・ジェームズ（22歳） NBA選手
2400万ドル　レジー・ブッシュ（22歳） NFL選手
2300万ドル　マリア・シャラポワ（20歳） テニス選手
1900万ドル　ミシェル・ウィー（18歳） ゴルフ選手
1700万ドル　オルセン姉妹（21歳） 女優　※金額はそれぞれ
1500万ドル　ダニエル・ラドクリフ（18歳） 俳優
1200万ドル　ヒラリー・ダフ（20歳） 歌手
1200万ドル　アヴリル・ラヴィーン（23歳） 歌手
1000万ドル　カーメロ・アンソニー（23歳） NBA選手
900万ドル　キーラ・ナイトレイ（22歳） 女優

U-25世代でトップに輝いたのは、NBAスターのレブロン・ジェームズ選手。NBAを見ない人にはまだなじみがないかもしれないなりが、NBAファンからは「マイケル・ジョーダンのステージまで上れる逸材」と評する声も多い、末永い活躍が期待される大スターなりよ。高校の頃からダントツの注目度を誇っていたレブロン選手は、10代ですでにナイキなどの大手企業と長期契約を結んでおり、そのお金も2700万ドルの中に含まれているなりね。

上位はNFLのレジー・ブッシュ選手、テニスのマリア・シャラポワ選手、ゴルフのミシェル・ウィー選手と、スポーツ界のスターが並ぶなり。エンターテインメント業界のU-25世代トップはオルセン姉妹。日本でも人気のあるドラマ「フルハウス」の子役だった双子の姉妹は、現在は女優としての活動はほぼしていないなりが、「お騒がせセレブ」の代表格としてパリス・ヒルトンらと共に語られることが多いなりよね。でも、女優や歌手としても中途半端なパリス・ヒルトンとは異なり、オルセン姉妹はファッションブランドを成功させ、実業家として高い評価を受けているなりよ。それぞれが1700万ドルもの稼ぎがあるのは、ファッションブランドからの収入がほとんどだと思われるなり。

エンターテインメント業界におけるU-25世代の「稼ぎ」では女性が強いようにも見えるこのランキングなりが、その中で奮闘しているのがダニエル・ラドクリフ。言わずと知れた「ハリー・ポッター」シリーズのハリーなりが、映画の世界的なヒットがこのポジションを支えているため、「ハリー・ポッター」シリーズを降板しない限りはまだまだU-25世代の男性トップをひた走りそうなりよ。ちなみに、1500万ドルはリース・ウィザースプーン、アンジェリーナ・ジョリー、キャメロン・ディアスあたりのハリウッドトップ女優たちの出演料（映画1本あたり）に相当するなり。

まだ残りの人生が40年も50年も残されているであろうU-25世代のスターたち。どれほど稼ぐのか、末恐ろしいなりね……。