2004年に公開された映画「いま、会いにゆきます」（市川拓司監督）での共演をきっかけとして、05年に入籍した中村獅童と竹内結子。梨園の異端児と人気女優の「できちゃた婚」に驚いた人も多いと思うけど、中村獅童の相次ぐスキャンダルによってわずか16カ月で別居状態、離婚協議中なのはご存じのとおり。後継者である長男の親権をめぐって、離婚協議はかなり難航しているようなのだ。

結婚前から中村獅童の女性関係の乱れはたびたび問題になっていたようだけど、竹内結子に離婚を決意させた事件といえば、昨年7月に中村獅童が酒気帯び運転で検挙され、女性が同乗していたこと。当初はこの女性を「竹内結子も知る一般の人」と発表していたのだけど、04年にディズニーランドデートをスクープされた「元カノ」岡本綾だったことが発覚したのだ。

これによって中村獅童はNHKドラマ「ハゲタカ」を降板し、CMも自粛。岡本綾もCMを降板するなどお互いに仕事を自粛していたのだけど、歌舞伎界という強力な後ろ盾を持つ中村獅童に対して岡本綾は仕事が激減。イメージダウンの余波はかなり深刻だったのだ。

こうしたことから、岡本綾は「女優として内から引き出すものが無くなり、表現者としての限界を感じている。一度、自分自身を見つめ直す時間がほしい」（時事通信より）と申し出、5月31日付けで所属事務所のテンカラットを退社。芸能活動を休業することが明らかになった。テンカラットの公式サイトにはこの件に関しての告知はされていないのだけど、岡本綾の名前は削除されているのだ。

休業期間は不明だそうで、今年2月にV6の井ノ原快彦と共演した「天国は待ってくれる」（土岐善將監督）が休業前の最後の作品となってしまったのだけど、地味ながらしっかりとした演技が魅力だった岡本綾。引退ではなく、しっかりと休んでまたぼくらの前に姿をみせてほしいのだ。

それにしても、映画「スパイダーマン3」のイベントにコスプレで登場し、「両親は泣かせっぱなしですね」なんてコメントしている中村獅童を見ると、ひっそりと休業した岡本綾がヒドくかわいそうに思えてくるのだ。


※6月5日追記

岡本綾は、オーストラリア人の男性と結婚するという話が浮上しているのだ。この男性は、大阪でDJやモデル、テレビのアシスタントなどをしながら日本に6年間滞在し、日本人女性との結婚歴もあるのだそう（現在は離婚）。岡本綾が中村獅童との悩みを相談したことから交際が始まり、現在は日本とオーストラリアを行き来する仲になっているとのこと。この国際結婚のウワサが本当ならば、女優業引退の可能性も高まりそうなのだ。