ユーザーが勝手に作った「ガンダム」ゲーム、ネットで話題に。

2007/04/13 23:19 Written by コ○助

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日本を代表するアニメだけに、ゲームの分野においてもたくさんの作品が世に送り出されてきた「機動戦士ガンダム」シリーズ。最近もプレイステーション3向けの「ガンダム無双」、アーケード向けの「機動戦士ガンダム 0083 カードビルダー」や「機動戦士ガンダム 戦場の絆」など、ハードの進化に合わせながら、さまざまなタイプの作品が登場しているなりよ。

でも、これらの作品は当然のことながら、「機動戦士ガンダム」シリーズの版権や著作権を持つサンライズや創通(ともにバンダイナムコグループ)から許諾を受けたメーカーが製作・発売しているもの。でも、ネットにはファンが「勝手に」製作した「機動戦士ガンダム」のゲームが存在しているなりよ。その代表格であり、あまりの完成度の高さから、いま、ネットでにわかに話題となっているのが「Gundam Mod 3.0」なりね。

「Gundam Mod 3.0」は、香港在住の2人の開発者によって製作された作品。全くゼロの状態から作られたゲームではなく、ベースとなっているのは、2003年にカナダのRelic Entertainment社が発表した「Homeworld 2」という、宇宙で艦隊戦を繰り広げる戦略シミュレーションゲームなりよ。この作品のキャラクターデータをすべて「ガンダム風」に描き変えることで、クオリティの高い「機動戦士ガンダム」のインディーズゲームに仕上げているなりね。

なぜ、そのようなことができるのか。それは「Homeworld 2」が、ユーザーが自由に作品の世界を拡張できるよう、開発環境を無償で提供しているから。この手の取り組みは欧米では珍しくないようで、「商用利用をしない」との条件と引き換えに、ユーザーに開発する自由を与え、もし優秀な作品が生まれたらメーカーが買い上げる、という相互扶助のような関係が成立しているようなりよ。

そのため、「Homeworld 2」をベースにした作品は「Gundam Mod 3.0」だけではなく、例えば「スターウォーズ」をモチーフにした「Star Wars: Warlords 0.45」なども。いずれも一ユーザーが製作したとは思えないほどの完成度で、「Homeworld 2」ファンの間では高い評価を得ているなりね。

ただし。いかに面白そうではあっても、「機動戦士ガンダム」や「スターウォーズ」の著作権を侵害しているのは明らか。海外発のインディーズ作品ということで、ここら辺はかなりグレーなところではあるなりが、もし遊びたい場合にはそれなりのリスクも有り得ることは念頭に置いておく必要がありそうなりね。それにしても、このクオリティはスゴイなりよ……。

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