iPodのCMで話題のバンドも、SUMMER SONIC 07第3弾出演者発表。

2007/03/28 20:35 Written by コジマ

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「今年のサマソニは期待できる」―そう思わせる出演者の発表を続けているSUMME SONIC 07。3月12日にドバッと28組を発表したかと思えば、1週間後にアヴリル・ラヴィーンを含む3組、そしてまた10日と開けずに6組の出演を発表したのだ。

第3弾は、英米の実力派ベテランバンドに米ネブラスカ州の音楽コミュニティー、UK期待の新人と、6組ながらツボを押さえたラインアップとなっている。

グー・グー・ドールズ(米国)
モーターヘッド(英国)
ブライト・アイズ(米国)
ザ・フラテリス(英国)
ザ・サンシャイン・アンダーグラウンド(英国)
ティリー・アンド・ザ・ウォール(米国)

「最も有名な無名バンド」から、グラミー賞ノミネートや映画「シティ・オブ・エンジェル」の主題歌(「アイリス」)に起用されるなど、米国を代表するバンドとなったグー・グー・ドールズ。昨年は結成20周年で4月に最新作『レット・ラヴ・イン』をリリースしたため、てっきり昨年の夏フェスに出演するのかと思っていたのだ。“USロックの良心”といわれている彼らの魅力をようやっと味わえる。

UKからは、さらにベテランのモーターヘッド。こちらも昨年、実に23作目となる『キッス・オブ・デス』をリリースしているのだ。あのラモーンズが認めた爆音ロックの始祖、ラウド系好きなら必見のステージとなりそう。御年60歳を超えたレミー・キルミスターの生き様も感じたいところなのだ。

米国からは、シンガー・ソング・ライターのコナー・オバーストによるソロ・プロジェクト、ブライト・アイズも出演。ボブ・ディランやニール・ヤングの後継者と目されている彼は、ネブラスカ州オマハで音楽コミュニティーを形成し、ブライト・アイズにも次々に仲間が参加している。そのコミュニティーの一員が結成したティリー・アンド・ザ・ウォールも参加。インディー・ロックの発信源として注目されているオマハの音を体感できるのだ。

ぼくの注目は、なんといってもiPod&iTunesのCM曲(「気取りやフラッツ」)で日本でも話題になっているザ・フラテリス。“ロックンロール・ファンタジー”と呼ばれている彼らの楽曲は、ライブでこそ真価を発揮するのだとか。快楽的な音楽に、ふだんノリの悪い人でも自然に体が動いちゃいそう。

それにしても、今回はカサビアンにブロック・パーティー、マキシモ・パーク、アークティック・モンキーズ、クラクソンズ、エンター・シカリ、ザ・ホラーズ、THE YOUNG PUNX!、そして今回のフラテリスと、UKロックシーンの“今”を存分に味わえるラインアップとなっている。カイザー・チーフスはフジロックに取られてしまったけど、同郷の新人、ザ・サンシャイン・アンダーグラウンドの参加でリーズの音楽もしっかりカバーしているのだ。やはり、今年は2日間とも観に行こうかなあ。

チケットは現在、2日間通し券のみ、e+で先行販売を受け付けている。恒例のTシャツ付きなので、2日間参加を決めた人はぜひ。

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