入学や就職など、新生活が始まる4月はもうすぐ。それに伴って多くの若者が「東京のこの街に住んでみたい！」といった希望を抱きながら、地方から上京してくるなりよね。でも、実際には「住みたい街」として人気の街は家賃も高く、物件も少なめ。「住みたい街」はあくまでも理想であり、その希望を叶えるのは現実にはなかなか難しいことだったりするなりよ。

ただ、世間では東京のどの街に人気が集まっているのかという傾向は、やはり気になるところ。東京ウォーカーは毎年「東京住みたい街グランプリ」と称する企画を誌面で実施しているなりが、2007年版が現在発売中の第7号で特集されているなり。今年はどの街が人気なのか、簡単に見ておくことにするなりね。

◎東京住みたい街グランプリ2007（東京ウォーカーより）
1位　吉祥寺（武蔵野市）
2位　自由が丘（目黒区）
3位　下北沢（世田谷区）
4位　恵比寿（渋谷区）
5位　神楽坂（新宿区）
6位　表参道（港区）
7位　お台場（港区）
8位　浅草（台東区）
9位　代官山（渋谷区）
10位　二子玉川（世田谷区）
11位　麻布十番（港区）
12位　三軒茶屋（世田谷区）
13位　品川（品川区）
14位　中目黒（目黒区）
15位　秋葉原（千代田区）
16位　白金台（港区）
17位　中野（中野区）
18位　六本木（港区）
19位　池袋（豊島区）
20位　高円寺（杉並区）

以下、100位までのランキングになっているなりが、詳細は誌面を見てもらうとして。トップに輝いたのは3年連続で吉祥寺。上位20位までの街では唯一の「市」にある街なりが、交通の便が良く、住環境が良く、街の規模が大きいと、人気なのもうなずける街なりよね。環境面で互角に張れる目立ったライバルの街があまりないことから、今後もまだしばらくは人気傾向が続きそうなりよ

20位までをザッと見渡してみると、浅草と秋葉原を除いて、東京の中央から西側に人気が集中しているのが分かるなり。中でも表参道、お台場、麻布十番、白金台、六本木と高級住宅地を抱える港区が目立つ印象。誰もが住めるわけではない、ステータスシンボルのような街は、「住みたい街」の調査という意味では正しい結果と言えそうなり。

今年のランキングらしい傾向としては、フジテレビ系ドラマ「拝啓、父上様」の舞台となり、急激に全国区の名前になった神楽坂の急上昇。もともと隠れ家的な雰囲気を持つ街並みは、都心のオアシスとしてオジサマたちに愛されてきた街なりが、ドラマの影響からか、最近は若い世代や女性が目立つようになっているようなりよ。今年はバブル人気とも言えるので、来年以降のランキングに入れるかどうか、注目しておきたいなりね。

皆さんの「住みたい街」はランキングに入っていたなりか？