“トーキョー・スカ”として海外でも人気の痛快サウンドと、大所帯バンドならではのゴージャスなパフォーマンスで人気の東京スカパラダイスオーケストラ。1989年のデビュー以来、相次ぐメンバーの死や脱退を経験しながらも精力的に活動中で、今月末からは、初のロードムービー「SMILE〜人が人を愛する旅〜」（牧野耕一監督）がシネセゾン渋谷などで公開されるのだ。

この映画は、昨年リリースした12枚目のオリジナル・アルバム『WILD PEACE』に伴うツアーを追ったもので、日本、欧州、ベトナムでのライブを含めた半年間の生活を記録している。スカパラファンだけでなく、音楽を愛する人にとって貴重な映画になりそうなのだ。

そんな映画公開まで待ちきれない人に、朗報が飛び込んできた。3月21日リリースのベスト・アルバム『BEST OF TOKYO SKA 1998-2007』の発売を記念して、3月22日にフリーライブの開催されることが決定したのだ。毎回、ライブでは大きな会場も満杯にするほど人気のスカパラだけに多くの観衆が集いそう。

場所は東京・代々木公園の野外ステージで、どんな人だろうと無料で楽しむことができる。時間は午後2時半から。この日はレッド・ホット・チリ・ペッパーズの東京ドーム公演も行われるので、昼はスカパラ、夜はレッチリという夢のコースも可能なのだ。

ウェザーニューズの予想によると、代々木公園周辺の桜の開花は3月20日。桜吹雪が舞う昼下がり、世界の音楽ファンを魅了したスカパラの極上ステージが体感できるのだ。平日の昼間なので社会人には厳しいかもしれないけど、こんな最高のフリーライブ、1日くらいズル休みしてもいいかも。