米フォーブス誌が「架空の富豪15人」発表、マリオもランクイン。

2006/11/22 23:26 Written by コジマ

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世界長者番付で有名な米経済誌フォーブス。これ以外にも、米大リーグ30球団の資産価値を算定したり、死後に稼いだ有名人ランキングなど、経済に関するさまざまな話題を提供しているのだ。そして、こちらも恒例となった「架空の富豪15人(The Forbes Fictional 15)」を今年も発表したのだ。

このランキングは、物語などに登場するあらゆる架空の人物の資産をフォーブス誌が算定し、トップの15人を発表するというもの。今年は、「資産額無限」として毎年トップを守っていたサンタクロースがランキングから外されたのだ。その理由はサンタクロースが破産したわけでなく、「サンタクロースは架空の人物じゃない!」という子供たちからの抗議が多数寄せられたためだそう。また同誌は、届けられたおもちゃなどの“物的証拠”を挙げ、架空の人物ではないと判断したという。

代わって今年1位になったのは、日本でもミュージカルなどで知られる「アニー」の大富豪、オリバー・ウォーバックス。豪邸に住み、アニーの両親の捜索に多額の報奨金をかけた億万長者だけど、彼の職業は軍人。フォーブス誌は「イラク戦争によって資産が増えた」と皮肉混じりの算定をし、1位に選出したのだ。その資産は推定362億ドル(約4兆2300億円)。実在すれば、ビル・ゲイツやウォーレン・バフェットに次いで世界長者番付で3位に入る額なのだ。

2位は、アニメ「シンプソンズ」に登場する原子力発電所のオーナー、チャールズ・モンゴメリー・バーンズ。推定資産は162億ドル(約1兆9000億円)で、その理由は「北朝鮮との技術交流」だそう。しかし、バーンズの年齢が104歳だとは知らなかったのだ。

3位には、ドナルドダックの伯父であるスクルージ・マクダックが選ばれた。お金が大好きで世界で最大の金貨収集家であるマクダック、金価格の高騰により資産が増大したとして、109億ドル(約1兆3000億円)と推定されている。

このほか、マコーレ・カルキン主演で映画化された「リッチー・リッチ」の主人公リッチー・リッチや、「ビバリー・ヒルビリーズ/じゃじゃ馬億万長者」のジェド・クランペットらが選ばれているのだけど、15位にはなんと、ゲーム「マリオブラザーズ」などで有名なマリオがランクインしているのだ。配管工ながら、何十年もの間金貨を集め続けたことが評価され、その資産は10億ドル(約1200億円)! しかもプロフィールもちゃんと公開されていて、年齢は23歳で独身、出身地は米ニューヨーク州ブルックリン、学歴はブルックリン工業高校卒となっているのだ。

日本における最もリッチな架空の人物といったら誰かな。「おぼっちゃまくん」の御坊茶魔(御坊コンツェルン)や「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の中川圭一(中川財閥)あたりが入りそうなのだ。

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