「王様ゲーム」もう古い? ジェンガ、セレブ、ラクーア―最近の合コン事情。

2006/11/08 22:50 Written by コジマ

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30歳を過ぎてめっきり縁遠くなった合コン。飲み屋さんに行って、横で楽しそうに過ごしている男女の姿を見ているばかりになっているのだ。そんな合コンが、近頃変化しているという。かつて隆盛を極めた「王様ゲーム」はもう過去のものとなっているようなのだ。

割り箸に王様マークと番号を書いて、王様マークを引いた人がそれぞれの番号に指示を出せる王様ゲーム。ぼくも恥ずかしながら経験があるのだけど、その王様ゲームに代わって主役となっているのが、ブロックタワーゲームの「ジェンガ」。しかも「ラブジェンガ」なるものが流行っているそうなのだ。

ラブジェンガは、今年8月に発売されたばかりの新商品。発売元のタカラトミーによると、「恋愛をテーマに王様ゲームの要素を付加した」もので、日本オリジナル仕様なのだとか。基本ルールは、ブロック1つ1つに「指示メッセージ」が書かれており、「LOVE」と書かれたブロックを引き当てると自分の好きな指示が出せるのだという。

指示メッセージには「関西人風に『なんでやねん!』という」「2周する間は、赤ちゃん語でしゃべる」「『恋愛とは何か』を1分間語る」といった比較的マジメなものや、「一人選び、手を握り合う」「気になる人とデートの約束をする」「気になる人を携帯カメラで撮る」などの“ラブい”もの、「正面の人にキスをする」「1人選び、野球拳3本勝負!」などの過激なものまであるようなのだ。それにしても、「対象年齢10歳以上」って……。

また、今は「一気コール」は衰退し、落ち着いて飲むのが主流だそう。しかも、会場が噴水付き個室だったり社長宅だったりがもてはやされているようで、そういった飲み会を「セレブ合コン」というそうなのだ。「セレブ」の意味がどんどん変わっていくなあ……。

会場というと、東京・後楽園にある天然温泉施設「Spa LaQua」での「ラクーア合コン」も人気らしい。ライブドアニュースによると、「金曜の夜10時くらいになんとなく集合し、挨拶もそこそことりあえず、男女に分かれてお風呂に入る。お風呂から上がったら、施設内の飲み屋でビールで乾杯」といった流れで、「男性からすると浴衣姿のセクシーな女性を眺められるといったメリットも。その後は、気ままにお風呂に入ったり、仮眠室で寝たりと、とにかく自由なのがいい。しかも、お互いリラックスしている状態なので、相手の人間性が一夜にしてわかるとの女性の声もあがっている。」とのこと。

終電や飲み過ぎを気にせず過ごせる点は、温泉宿への社員旅行の合コン版といったところだろうか。しかし、そういった場合、女性はすっぴんで飲むのかなあ。風呂上がりにまた化粧するのは大変そう。

それだけでなく、大人数の合コンも流行しているそうなのだ。参加人数が多ければそれだけ自分に合った人が来る確率は高まるし、少人数とは違って積極的に動かなければ気に入った女性と話ができないなどサバイバル感が人気のようなのだ。幹事さんが大変そう。

ちなみに、「合コン法則集」というサイトによると、「コンパの人数は同人数かつ4対4か5対5がよい」のだそう。なぜかというと、「3対3だとみんなで話しをするパターンになるのでカップルになりにく」く、5対5以上だと「収集がつかなくなって盛り上がりに欠ける場合が多い」からなのだとか。

同サイトでは、個室を会場にすることも厳禁だとしている。「静かすぎてかえって、しらける原因となる。隣に気になる人がいても、ひそひそ話もやりにくい」からだそうだ。そうなると、先の「セレブ合コン」の会場はNGになるなあ。

まあ、お目当ての人の心を射止めるだけが合コンではないし、「合コンごときで何もそんな真剣にならなくても……」という人もいるだろうけど、せっかく時間とお金を割いて集まるのだから、楽しいひとときにしたいもの。特に幹事さんは、今の流行を勘案しつつも、こうしたサイトで「失敗しない合コン」を研究したほうがよいかも。

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