今年ももうすぐ9月11日を迎えます。同時多発テロが起こったあの朝、ダンナの声で目が覚めた私にはテレビが映し出す映像を理解するのに、しばらく時間がかかりました。オンラインでは日本の友人たちが次々にメッセージを送ってきて、アメリカでの状況を知りたがっておりましたが、それの返事をする間もないくらい次々に入ってくる悲惨きわまる情報……。食い入るようにニュースを観続ける私たちに、当時2歳半の長女がテレビを指差しつつ、

「こわい？ こわい？」

と聞いてきたのが混乱する記憶の中、印象に残っています。

その頃海の向こうでは、まだウォール真木が知り合う以前のコ○助とてきれつが、このテロ事件をNarinari.comニュース速報として、30時間も休みなく更新し続けていました。NY在住の読者の方からデジカメ画像を提供してもらったり、かなりリアルタイムに状況を伝えていましたね。そのログを今読み返してみるだけでも、あの時の切ない記憶が嫌というほど甦ってきます。

あれから「もう5年」と感じるか、「まだ5年」と感じるか、それはきっと人それぞれでしょう。ウォール真木的には、後者でしょうか。しかし今年は「9/11」をテーマにした映画が公開されたり、この歳月をひと区切りとして見る意見も多いようです。そん中、米CNNが事件当日に放映されたニュースを、無編集でインターネット上で再放送すると発表しました。「CNN パイプラン」のオンライン･ストリーミングのサイト（有料）でそれが視聴出来るそうで、この11日に放送が予定さています。飛行機がWTCに激突した時間など、タイムラインをすべて実際の時刻と同じにして事件当日の様子を再現するのだとか。

個人的にはあまりにもまだトラウマが大きいので観ることが出来ないと思いますが、歴史的にみても意味のあるこのCNNの試み。ご興味のある方はトライアル･バージョン（無料）もあるそうなので、ご覧になってみてはいかがでしょうか。