先日、カージナルスの試合に行った帰りのこと。ブッシュ･スタジアムの外でなにやら飲み物のサンプル配布をしていました。ボトルを一本もらってラベルをみると、それは "Dr. Pepper" の新製品。フレーバーは "ベリー＆クリーム" だそうです。

最初の反応：「……マズそう（汗）」

Dr. Pepper のメーカーにお勤めの方、そして Dr. Pepper 好きのみなさん、ごめんなさい。でも、本気でそう思いました。風邪を引いた時の飲み薬に味が似ているだの、人間が口にするものじゃないだの、嫌いな人には本当に評判のよろしくない "Dr. Pepper"。ルート･ビールとならび「アメリカの不思議炭酸飲料」を代表するドリンクです。

ここ数年のアメリカの炭酸ドリンク市場、オリジナルに何らかのフレーバーを追加した製品が沢山販売されるようになりました。以前からあったチェリー･コークというのもありますが、バニラ味のコカコーラ、レモンやライム風味のペプシ、最近ではコーヒー味のコーラなんてもの登場。一体どういうベクトルに進んでいくのでしょう（笑）？

そして今回の「ベリー＆クリーム」味の "Dr. Pepper" のお目見えです。これはテイスティングするしかないワケで。しかし独りでやるのもつまらないので友人が集まる場にボトルを持参して、彼女たちを道連れにすることにしました。しかしそこで遭遇したのは、予想以上の拒絶の数々。

私：「ねぇ、味見しない？」
友人：「あ、私 "Dr. Pepper" って時点でもうダメ」
私：「いいじゃん、ベリーとクリームの味付きだよ？ これが（美味しくないと噂の）ポジティブに働くかネガティブにいくのか、一緒に確かめてみようよ」
友人：「……（無視）」
私：「おーい（汗）？」

……悲しいことに誰一人として私の相手をしてくれません。仕方がないので単独で見切り発車。キャップを空けた瞬間に中身が噴出すというハプニングのあと、一口ゴクリと飲み込んでみます。

なんだこれはっ！！

やっぱり思ったとおりでした。 "Dr. Pepper" 本来の味が強すぎて「ベリー」も「クリーム」もぜんぜん主張されていません。というか、このドリンクが嫌いな人には意味のない添加物だといえましょう……。今度はどこかから "Dr. Pepper" ファンの人を捕まえてテイスティングさせないといけないかもしれませんね。どなたかいらっしゃいませんか？