1958年に日本での販売が始まって以来、子どもから大人まで幅広い年齢層に愛されてきたファンタ。もともとは第二次大戦下、コーラ原液の流通がストップしたドイツで、窮余の一策とも言える「代用品」として生まれたドリンクだったなりが、それがいまや世界中で主力のコーラと共に強力なツートップを形成しているなりよね。コカ・コーラからは毎年さまざまな新製品が登場しているなりが、途絶えることなく新製品が登場しているあたりからも、ファンタの根強い人気がうかがえるなりよ。

そんなファンタのラインアップに、何やらヘンテコな新製品が加わることになったなりよ。コカ・コーラが初めて「R指定」（18歳制限）を謳う、刺激的な「ファンタR18」がそれ。「すわ18歳未満は買えないのか！」と息巻く若者が現れてもおかしくなさそうな、異例とも言える18歳制限……ではなく。当然のことながら、コカ・コーラが「18歳未満には販売しない」という方針なわけではないなりね（笑）。「ちょっぴり大人なハイティーン向けの飲料」の意味を込めて、「R18」の名前を採用したようなりよ。巷で流行っている「R25」などのネーミングに乗っかった感じなりか。

それでは簡単に、「ファンタR18」の概要と特徴をまとめておくなりね。

［ファンタR18（コカ・コーラ）］
・ワイルドな成分と強い刺激で気分をチャージサポート。
・成分にはマナ、ガラナ、カフェインなどを配合。
・従来のフルーツ系フレーバーとは異なり、栄養ドリンクフレーバーを採用。
・7月10日から発売予定。

なんと、驚いたことにファンタの名を冠しながら、「ファンタR18」はフルーツ系フレーバーではないなりよ。Wikipediaの「日本で発売されたファンタの種類」を見る限りでは、フルーツ系を採用していないファンタは初めてのこと。ターゲットを絞ったのも初めてのことなら、フレーバーも初の非フルーツ系と、ファンタにしてはかなり挑戦的な商品と言えるなりね。

栄養ドリンクフレーバーというあたりから、恐らく味はサントリーの「デカビタC」やアサヒ飲料の「ドデカミンゴールド」のようなのではないかと推測されるなりが、従来のファンタのイメージとはかなり異なる商品だけに、仮に美味しくてもそう長くは販売されない気もするなりよ……。記憶にその名を留めておくためにも、早いうちにテイスティングしておいたほうが良いかもしれないなりね。皆さんもぜひ「ファンタR18」にチャレンジを。