ジョギングやスポーツジムでのトレーニング中など、運動をするシチュエーションで音楽を聞いている人は多いと思うなり。黙々と運動する際の集中力を高めるため、気分転換をするため。人それぞれ、音楽を聞くさまざまな理由があると思うなりが、「iPod」の登場によって音楽が身近な存在になったことで、以前に比べるとずっと運動中に音楽を聞く人が増えているなりよね。

運動中に音楽を聞く場合には、揺れや振動によって音飛びしないことが大事。せっかく気分良く音楽を聞いていても、音飛びした時点で集中力が途切れてしまうし、気分転換どころか余計イライラしてしまうことも。そのため、ほとんど音飛びすることがない「iPod shuffle」や「iPod nano」を代表とするシリコン型の携帯音楽プレーヤーを利用する人が多いように思うなり。普段の生活では通常の「iPod」を、運動をするときは「iPod shuffle」や「iPod nano」を。そんな使い分けをしている人も多いなりよ。

そうしたシチュエーションに目を付けたアップルとナイキが提携。運動中に「iPod nano」を利用しているユーザーに対して、新しいサービスを提供することが発表されたなりよ。それはナイキのシューズと「iPod nano」を無線で接続して、時間や走行距離、消費カロリーなどの情報を「iPod nano」に転送して保存。液晶画面に表示することができる仕組みを提供するなりね。転送された情報は画面に表示されるだけでなく、音声で随時フィードバックされるのもミソ。画面を見るために運動を中断する必要がないのは嬉しい心遣いなりよね。

それでは、提供される「Nike+iPod」のサービス概要を簡単にまとめておくなり。

・無線システム「Nike+iPod Sport Kit」（29ドル）を2か月以内に発売。
・「Nike+iPod Sport Kit」はシューズに取り付けるセンサーと「iPod nano」に付ける無線受信装置が同梱されたキット。
・7月中旬から対応シューズ第1弾となる「Nike+Air Zoom Moire」を発売。
・「iPod nano」に保存できるデータは、時間や距離、消費カロリー、ペースなど。
・「iTunes Music Store」に「Nike Sport Musicセクション」を追加。

当然「iPod nano」やシューズは別売りとなるなりが、無線システムのキットは29ドルと、比較的安価に抑えられているなりね。できることはそれほど多くはないなりが、運動中に携行する「iPod nano」に、運動に関する情報が表示されるのは便利に感じる人も多いのでは。将来的にこの連携がさらに強化されれば、「『iPod nano』を使ってダイエットを！」的な売り込み方もできそうなりよ。単なる音楽を聞く機器から、もう一歩先に進みそうな予感がするなり。

運動しながら音楽を聞いている人は、ぜひ検討してみてくださいませ。

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Written by Maki K Wall@駐米特派員

ウォール真木がエクササイズをする時に欠かせないのが、iPod Nano と ナイキ製の心拍モニター。胸部にとりつけるバンドが心拍を計り、データを腕時計に送信･管理するタイプのものなんですが、心拍の他に消費カロリーなんかも表示されるのでとても便利。個人的なルールとして、500カロリー以上消費したら晩御飯のあとにデザートが食べられる、と決めています。だから毎回必死になって運動していますよ、えぇえぇ（笑）。

さてこの iPod Nano と心拍モニター。なんと今度アップル社とナイキ社が提携して、一体化することが出来るようになるというのです。"Nike+iPod Sport Kit" と名付けられたこの製品、"Nike+ Air Zoom Moire" というキット専用のシューズに埋め込まれるセンサーと、iPod Nano に取り付ける受信機がセットになったもの。これを使うと、ランニングの時間、距離、消費カロリー、ペースといった情報が Nano のスクリーンで確認できるというのです。もちろんこのデータは音楽を聴きながらでも音声としてヘッドフォンから伝え聞くことも可能だとか。

ナイキは今後もこのキットに対応できるシューズを増やしていく予定で、同社CEOのマーク･パーカー氏も「ランニングをより楽しい体験に変える今回の製品 "Nike+iPod" 以外にも、またさまざまな製品を提供していくつもりだ」と語っているとか。うーむ、まさにウォール真木のライフスタイルにぴったりとマッチする今回の "Nike+iPod Sport Kit"。アメリカに帰ったら新しいランニング･シューズを買おうと思っていたところだし、このキットも購入してみるかな。