実写映画版「ゲゲゲの鬼太郎」が始動、主演はウエンツ瑛士に。

2006/05/10 12:02 Written by コ○助

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妖怪マンガの金字塔「ゲゲゲの鬼太郎」の実写映画化について初めてお伝えしたのは昨年1月のこと。松竹が発表した2005年度の映画ラインアップの中に「ゲゲゲの鬼太郎」の名前があり、2006年の公開を予定、堤幸彦監督がメガホンを執るという内容だったなりよ。具体的なキャストはこの時には明かされず、松竹の久松猛朗常務が「イメージだと鬼太郎は堂本剛君、目玉親父はさすがにCGです」と語るにとどまっていたなりが、気が付けば2005年度も終わって2006年度に突入。この間、実写映画化の情報はほとんど伝わってくることがなかったため、計画は頓挫してしまった……かに見えたなり。

でも、水面下で「ゲゲゲの鬼太郎」の実写映画化プロジェクトは着々と進行していたようで、9日に正式に製作が発表され、合わせて主要キャストも明らかになったなりよ。マンガの実写化には常に「イメージの通り/イメージと違う」との賛否が付きまとうなりが、実写映画版の「ゲゲゲの鬼太郎」の主演、すなわち鬼太郎役にはイメージとはかけ離れたウエンツ瑛士を抜てき。「ハーフの鬼太郎」という、従来の鬼太郎のイメージを破壊する大胆なキャスティングは、激しい議論を巻き起こすことになりそうなり。

松竹の製作担当者はウエンツ瑛士を起用した理由を「実写映画版の鬼太郎は超人然とした役ではないため、オリジナルイメージを確実につくる俳優よりも、音楽、バラエティーなど幅広いエンターテインメント性を持った人が必要だった。ウエンツ君はピッタリで、何より幻想的なルックスと無垢(むく)でやんちゃな子供のような性格を持ち合わせていた」(スポーツニッポンより)と説明。イメージ的には噂されてきた堂本剛のほうが鬼太郎の雰囲気があるなりが、製作側はオリジナルイメージを追求することにこだわっていないようなので、あえてウエンツ瑛士という選択をしたようなりよ。まあ単純に興行的なことを考えると、今最も旬なタレントの一人であるウエンツ瑛士を起用したほうが旨味があるとの判断が働いたのかもしれないなりが。

ほかのキャストはねずみ男役に大泉洋の起用が決定。出っ歯をつけてヒゲを生やした大泉洋のねずみ男姿は、なかなかさまになっているなりよ。そして人間が演じることができない形状の目玉の親父や一反木綿などはCGで描くことになるなり。また、正式発表には至っていないなりが、10日付けの東京スポーツはネコ娘役に田中麗奈、砂かけばばあ役に室井滋、子泣きじじい役に間寛平、鬼太郎の「恋人」役に井上真央が起用されると報じているなりよ。このキャストで確定してもさほど違和感はないなりが、子泣きじじいには「アホの坂田」こと坂田利夫を起用して欲しかったとの声も多々。確かに、坂田利夫のほうがイメージ通りかも……。

メガホンを執るのは、当初予定されていた堤幸彦監督ではなく、本木克英監督に決定。本木克英監督と言えば「釣りバカ日誌」シリーズ(11、12、13)の監督なりが、それ以外にあまりヒット作を撮っていないのがやや不安なところ。ただでさえ難しいマンガの実写映画化、しかも日本人の誰もが知っている名作の実写映画化だけに、その手腕が問われるなりよ。

正直、現時点では不安な要素のほうが多い実写映画版「ゲゲゲの鬼太郎」なりが、良作、駄作のどちらに転ぶにしても楽しみなりね。公開は2007年4月の予定なり。

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