NTTドコモ、PHSサービスの提供を2007年度に終了へ。

2006/01/31 16:39 Written by コ○助

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DDIポケット、NTTパーソナル、アステルの3社がPHSサービスでしのぎを削っていたのも昔の話。DDIポケットは親会社が変わってウィルコムとなり、NTTパーソナルはNTTドコモに吸収され、アステルは事業から撤退と、PHSを取り巻く状況はここ数年で急激な変化を見せてきたなりよね。

NTTパーソナルを吸収後のNTTドコモは、データ通信「@FreeD」を軸に一時は積極的なサービス展開を見せていたなりが、「FOMAへの経営資源の集中」と「加入者減少に歯止めがかからない」ことを理由に昨年の2月28日にPHS事業からの撤退を発表。この時点ではまだ約135万のユーザーを抱えていたために「当面はサービスを提供する」としていたなりが、5月には新規受付を中止し、徐々にサービス終了に向けての準備を進めていたなりね。

サービスの終了の発表に伴い、既存のユーザーに対してはmovaやFOMAへの乗り換えに際して新規契約手数料を無料にしたり、乗り換えの補助金として2万円を支給するなどのキャンペーンを行い、PHSから携帯電話への移行を促していたなり。このキャンペーンによって、昨年12月時点のNTTドコモのPHSユーザーは88万まで減少。まだユーザーは多いなりが、着々と乗り換えは進んでいるなりよ。

そして、1月31日。ついにNTTドコモからPHSサービスの終了時期について、具体的なアナウンスが出されたなり。「重要なお知らせ」として発表された時期は「2007年度第3四半期をめど」。わかりやすく言えば、2007年の秋から冬頃にはサービスを終了することになったなりよ。まだ1年半以上の猶予があるとはいえ、来年末にはPHSの歴史をウィルコムと共に作ってきたNTTブランドのPHSの姿を見ることができなくなってしまうなりね……。古くからのPHSユーザーのコ○助としては寂しい話なり。

しかし、PHSサービスを終了させること自体は市場が縮小していく流れを受けてのことなので仕方無いなりが、それに代わる魅力的なデータ通信サービスをFOMAで提供できていないのが今のNTTドコモの問題点。夏頃をめどにFOMAの新たなデータ通信サービスを提供するとの報道もあったなりが、早期にユーザーを満足させるだけのサービスを提供する必要があるのは確かなりね。

現在、NTTドコモのPHSを使っている契約者に対しては、ダイレクトメールやドコモショップなどでmovaやFOMAへの乗り換えについて案内しているようなので、詳しくはそちらをご参照くださいませ。

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