ティッシュの街頭配布はアメリカで受け入れられるか。

2005/12/16 18:06 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


それなりに大きな街に行けば、道を歩いたり、信号待ちをしているときにポケットティッシュを配布しているのは、もはやごくごく日常的な光景。受け取ったポケットティッシュはカバンに入れておくだけでなく、専用ホルダーに入れて自宅でも使っているという人は多いと思うなりよ。実際、ちょっと何かを拭いたり、鼻をかんだりするくらいだったらポケットティッシュだけで用が足りてしまうため、「何年もティッシュを買ったことがない」という人もいるかもしれないなりね。コ○助も街で配布しているのを見かけると、積極的に受け取りに行ってしまうタイプ。貧乏性とは言わせないなり(笑)。

でも、街頭でポケットティッシュを配布している光景は日本独特のもの。広告媒体としての「意味」があるからとはいえ、考えてみれば結構贅沢な話なりよね。消費者にしてみればチラシやビラを受け取るよりも実用的だし、広告を出稿する側も受け取ってもらえる確率が高いメリットがある。両者が幸せになれる、上手いシステムと言えるなりが、今のところ諸外国で同じような光景を見ることはできないなりよ。そこで、低迷する日本国内の紙需要の拡大を目的に、伊藤忠商事がアメリカであの手この手の挑戦をしているというなりね。

産経新聞によると、伊藤忠商事が実験的にニューヨークで「吉野家」のサービスクーポン付きのポケットティッシュを配ったところ、来店者数はがチラシ配布のときよりも5倍以上の確率で増加。これに手応えを感じ、本格的な街頭配布を始めたというなり。また、ヤンキースの「日本祭り」やラスベガスの大相撲巡業などで実施したPR活動が功を奏し、米国企業からの引き合いが来るようになったというなりよ。現在のところ、大手保険会社の「ブルークロス」が2万個、日用品大手の「ジョンソン・エンド・ジョンソン」が10万個、中堅銀行の「コマースバンク」が28万個を注文。着々と実績を上げているなりね。

広告主、消費者ともに評判は上々のようで、ひょっとするとそう遠くない将来にはアメリカの街頭でもポケットティッシュが配布されている光景が日常的なものとなるかも? 日本では「年間40億個のポケットティッシュが生産され、その90%が無料配布」(産経新聞より)という驚異的なレベルで街頭配布が浸透しているなりが、果たしてアメリカでもポケットティッシュの街頭配布は受け入れられるのか。もらって損するものでも、困るものでも無いので、きっと上手く行くような気がするなりよ。今後の展開に注目しておきたいところなり。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.