2005年に公開された映画、興行収入ランキングが固まる。

2005/12/14 17:54 Written by コ○助

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昨年11月から今年の春先までロングラン上映されていたスタジオジブリファン待望の「ハウルの動く城」、シリーズ完結編として世界中のファンが熱狂した「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」、SF小説の名作をスティーブン・スピルバーグ監督が映画化した「宇宙戦争」、矢沢あいの人気マンガを映画化した「NANA」、人気シリーズ「踊る大捜査線」の番外編として製作された「交渉人 真下正義」「容疑者 室井慎次」、ネットから火がつき、書籍、ドラマ、舞台にもなった「電車男」などなど、今年は例年以上に映画の話題が多かった年。シリーズモノ一辺倒ではなく、オリジナルの作品も健闘するなど、非常に中身の濃い一年だったなりよね。

では、実際に個々の作品がどの程度の興行収入を上げているのか気になるところなりが、eiga.comに今年の興行収入ランキング(邦画、洋画別)が公開されていたなりよ。これをもとに、日本で公開された映画(邦画、洋画込み)の興行収入ランキングをまとめておくなりね。

1位「ハウルの動く城」196億円
2位「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」92億円
3位「宇宙戦争」60億円
4位「チャーリーとチョコレート工場」53億円
5位「Mr.インクレディブル」52.6億円
6位「ポケットモンスター アドバンスジェネレーション/ミュウと波導の勇者ルカリオ」43億円
7位「交渉人 真下正義」42億円
8位「ターミナル」42億円
9位「オペラ座の怪人」42億円
10位「NANA」40.3億円
--(次点)--
「容疑者 室井慎次」38.3億円
電車男」37億円
オーシャンズ12」36億円

ランキングを見渡すと、「ハウルの動く城」「ポケットモンスター」「交渉人 真下正義」「NANA」がベスト10入りするなど、邦画が健闘しているのが分かるなり。邦画は低迷していた時期もあったなりが、上映館の拡大やほかのメディアとのタイアップ強化の効果が如実に現れてきており、興行収入が数十億円の作品はザラになってきたなりよ。また、日本のCG技術の向上により、「交渉人 真下正義」や「ALWAYS 三丁目の夕日」といった「邦画でも映像的に見応えのある作品」が増えてきているため、ライトな映画ファンでも邦画に取っ付きやすい状況が生まれつつあるとも言えそうなり。

対する洋画は、興行収入100億円以上の作品を連発した昨年(ラストサムライ、ハリー・ポッターとアズカバンの囚人、ファインディング・ニモ、ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還)に比べると、少々寂しい顔ぶれ。「スター・ウォーズ エピソード3」は当初、「100億突破は固い」と言われていたなりが、最終的には大台突破は実現しなかったなりね。6作にも及ぶ大シリーズゆえ、過去の作品を観ていない人が劇場に足を運びにくかった可能性が高いなりが、内容が良かっただけに、この結果は少し残念ではあるなり。

「宇宙戦争」も前評判や大プロモーションからすると、少し寂しい数字。まあこの作品に関しては、公開後にさまざまなレビューで厳しい評価が下されていたので興行収入が伸びなかったのは仕方がないなりか。逆に予想外の健闘を見せたのは「チャーリーとチョコレート工場」。秋公開と、それほど大ヒット作品を生むような公開時期ではなかったにも関わらず、洋画としては今年3位のヒットを記録したなりよ。公開後の評判も上々で、口コミで人気が広がった典型的な作品と言えそうなり。

来年は、今年末から公開されている「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」、スピルバーグ監督がアカデミー賞を狙う「ミュンヘン」、壮大なファンタジー「ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女」、リメイクの出来に注目が集まる「ドラえもん のび太の恐竜2006」、世界的ベストセラーの映画化「ダ・ヴィンチ・コード」、人気ドラマの映画第2弾「TRICK 劇場版2」、同じく「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」、スタジオジブリの新作「ゲド戦記」などなど、邦画、洋画ともに話題作が目白押し。映画好きには楽しみな年になりそうなりね。コ○助もワクワクなり。

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