先日、その年の世相を最もよく表している漢字1字を選定する「今年の漢字」に関する話題をお伝えしたなりが、世相を表しているといえば、やはり「新語・流行語大賞」を見逃すことはできないなりよね。過去に選出された流行語を振り返ってみると「そういや、こういう時代もあったな」と思わず頷いてしまうこともしばしばな「新語・流行語大賞」。たまに「あれ、なんだっけこれ」という言葉が選出されている時もあるなりが、基本的にはその年ごとの雰囲気をうまく捉えているように思うなり。

「新語・流行語大賞」は毎年11月に候補の言葉が発表され、12月に大賞が決まるなりが、今年も「新語・流行語大賞」の候補が発表されたなりよ。どのような言葉が並んでいるのか、まずはチェックしてみることにするなり。

【流行語大賞候補（五十音順）】
愛・地球博／iPod／悪質住宅リフォーム／あざーす／アスベスト（被害）／頭がいい人、悪い人の○○○／圧勝／打ち水大作戦／鬼嫁／おひとりさま／かるくヤバイ!?／官製談合／寒天レシピ（または春雨ヌードル）／クール・ビズ／くの一候補／小泉劇場／小泉チルドレン／小泉シスターズ／子育て支援／さおだけ屋はなぜ潰れないのか？／JFK（ウィリアムス、藤川、久保田）／刺客／ジャンガ、ジャンガ♪／食育／女性専用車両／スタンディング・バー（立ち飲み屋）／戦後60年／想定内（外）／第3のビール／○○タン　 ちょいモテ、ちょいワル／ディープインパクト／敵対的買収／電車男／NANA／なまら・せんない／20XX年問題（…6，7，8年など）／日勤教育／ネット心中／脳力／のまネコ／ハードゲイ／ハイ×5♪あるある探検隊♪／ヒラリーマン／ヒルズ族／フィッシング／フォーーー！／富裕層／ブログ／平成の大合併／ポスト小泉（麻垣康三）／ボビーマジック／ホリエモン／ホワイトバンド／ムシキング／村上ファンド／メイドカフェ／萌え○○／MOTTAINAI（精神、運動）／郵政民営化／ロハス

昨年はアテネ五輪が開催されたので、流行語大賞に選出された水泳の北島康介選手の「チョー気持ちいい」を筆頭に、「気合いだー！」「長嶋ジャパン」「なでしこジャパン」「田村亮子でも金 谷亮子でも金」「マグロ一筋」などの五輪関連の言葉が大量にノミネートされていたなりが、今年はどうやら選挙関連の言葉が多い様子。「小泉劇場」や「小泉チルドレン」「刺客」など、計8語がノミネートされているなりね。また、今年上半期を賑わせた「ホリエモン」、毎日のように誰かしらがメディアに登場している「ヒルズ族」などのIT業界関連の言葉も目立つなり。ほかの言葉を見渡しても、これらに勝るインパクトの言葉が無いなりよねぇ。

ちなみに、過去の流行語大賞や入賞の言葉を振り返ってみると、「無党派」（1995年大賞）、「友愛／排除の論理」（1996年大賞）、「ブッチホン」（1999年大賞）、「米百俵」「聖域なき改革」「ワイドショー内閣」など6語（2001年大賞）、「毒まんじゅう」（2003年大賞）、「マニフェスト」（2003年大賞）などなど、政治絡みの言葉が強さを見せつけているなりね。そう考えると8語もノミネートしている選挙関連の言葉が、2001年のようにまとめて流行語大賞となる可能性が高いかもしれないなり。また、ジャンルの異なる複数の言葉がそれぞれ流行語大賞に選出されることもあるので、IT業界関連の言葉も可能性は捨てきれないなりよ。

皆さんは今年の流行語大賞、何が選出されると思うなりか？