「関西の人気ローカル番組が関東進出！」との触れ込みで、10月3日から日本テレビでの放送が始まった「なるトモ！」なりが、どうやら想像以上の苦戦を強いられているようなりよ。「なるトモ！」は陣内智則となるみの2人が司会を務め、日替わりのレギュラーが出演するという体裁の情報バラエティ番組。関西では若者を中心に一定の視聴者を獲得し、定着している番組だというなりが、「ローカル番組をそのまま関東で放送しても数字は取れない」との放送前からの懸念が、そのまま表面化してきているなりね。

具体的な数字を見ていくと、10月3日の関東地区の初回視聴率は2.1％。その後も裏の「渡る世間は鬼ばかり（※再放送枠）」（TBS系）や「こたえてちょーだい！」（フジテレビ系）に押されるカタチで視聴率は低迷し、1〜2％台をウロウロとしている状態が続いているなり。秋の改編前まで放送していた韓国ドラマ枠の視聴率よりも低い数字で推移しているため、今回の編成は「失敗」と言わざるを得ないなりよ。

参考までに、どのようなタレントがレギュラーとして出演しているのか、簡単にまとめておくなりね。

司会：陣内智則、なるみ
レギュラー：
月曜　山崎邦正、メッセンジャー黒田、石川敏男
火曜　ガダルカナル・タカ、ケツカッチン高山、メッセンジャーあいはら
水曜　西川かの子、友近、森岡真一郎
木曜　海原やすよ・ともこ、駒井千佳子、浅越ゴエ
金曜　中山功太

コ○助も何度か「なるトモ！」を見てはいるなりが、残念ながら出演者の8割は知らない感じ（笑）。もちろん、コ○助が不勉強なのは認めるなりが、それにしても各曜日1人知っていれば良いほうなりよ……。少し心配になったので、メッセンジャーを使って関東在住の8人に簡単なアンケートを取ってみたなりが、8人中8人が「そもそもなるみを知らない」との連れない回答（※コ○助も知らないなり）。また、8人中5人が「なるトモ！ってなに？」というところでつまずいているなりね。日本テレビはPR不足なりよ！

それでも番組の内容が面白ければもう少し視聴率が伸びそうなものなりが、大阪や京都のお店紹介や関東で認知度が低い吉本芸人が賑やかしているだけでは、関東で視聴率が取れないのは当然かもしれないなりね。番組の良し悪し以前のそもそも論として、関西の情報バラエティ番組を関東で放送するという発想自体が間違っているような気がしてならないなり。

このままでは次の改編で打ち切られるのは必至の情勢。制作する読売テレビのプロデューサーは「東京向けのコーナーは考えておりません。特に東京を意識していない。東京と大阪では、お笑いのテイストが違う。さわやかさを出していけば、時間はかかるが、東京の主婦にも定着すると思う」（夕刊フジより）と語っているなりが、果たして定着するのが先か、打ち切られるのが先か。後者の可能性が高そうなりが、まだしばらくは放送が続く以上、もう少し関東の視聴者にも届く内容になると良いなりねぇ。