「日本語で話すとすぐ英語に」携帯電話向け翻訳ソフト開発。

2005/10/25 17:59 Written by コ○助

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何年も前からパソコン向けの翻訳ソフトは数あるなりが、翻訳の精度が飛躍的に高まることもなく、「思ったよりも使えない」と嘆いている人は少なくないと思うなりよ。日本語を英語に、もしくは英語を日本語に自動で翻訳してくれるという、自分では何の努力もせずに英語を自由に駆使することができる……そんな夢のような翻訳ソフトにかける期待は大きいなりが、そうは簡単にはいかないのが現状なりよね(笑)。

とはいえ、各ソフトの収録語彙数は確実に増えているし、徐々にでも翻訳の精度が高まっているのは事実。大きな技術革新はなくとも、将来的には自由に翻訳ができるようになるとの期待は持てそうなりが、そんな中で最近熱い注目を浴びているのが携帯電話向けの翻訳ソフト。強力なCPUパワーを使えるパソコン向けの翻訳ソフトでも万全ではない段階で、処理能力で劣る携帯電話での翻訳ソフトは時期尚早ではと感じるかもしれないなりが、海外でも利用できる携帯電話が増えてきた昨今、パソコン向け以上にニーズがあるとの見方もある携帯電話向けの翻訳ソフトには熱視線が送られているなりね。

携帯電話向けの翻訳ソフトは国内だけでも数社が開発を進めていると言われているなりが、モバイル機器向けなどに早い段階から開発に取り組んできたNECが24日に興味深い発表をしたなりよ。それは携帯電話上で「日本語で話すと1秒後には英語に」翻訳できるという、「音声認識+翻訳」を実現するもの。どのような翻訳ソフトなのか、その特徴を簡単にまとめておくなりね。

・2001年にパソコン向けに発売した「たび通(アメリカ旅行編)」を携帯電話に移植。
・日常会話や旅行会話を網羅した5万語の語彙を収録。
・日本語の発声終了から翻訳結果の表示までが1秒程度という高速な自動通訳処理を実現。

もともとはすでにパソコン向けにあった技術を移植したものなりが、パソコンほどのCPUパワーが無い携帯電話でもストレスなく動作することができるよう、「語彙規則型機械翻訳エンジン」をコンパクト化させることに成功したようなりよ。まだ具体的に事業化する目処は立っていないなりが、現行のアプリケーションプロセッサー「MP211」上ですでに動作することを考えると、そう遠くない将来には携帯電話に実装される日が来るかもしれないなりね。

パソコンに比べると、携帯電話はコンパクトかつ、マイク&スピーカーが標準で装備されているところは大きな利点。旅行や出張の際に、ちょっとしたシーンで翻訳ソフトがあると便利そうなりよね。海外で通話ができるエリアも増えてきたことだし、海外で携帯電話が活躍するシチューエーションが今後ますます増えていきそうなり。

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