愛知万博のパビリオンの中でも1,2を争う人気を集めている「サツキとメイの家」。スタジオジブリの名作「となりのトトロ」の主人公、サツキとメイが暮らす草壁家の建物を再現したものなりが、完全予約制のため入館引換券を事前に予約しておかなければ、当日パビリオンを訪れても中に入ることができないシステムを採用しているなりね（料金は無料）。これはスタジオジブリの作品の中でもファンの多い「となりのトトロ」なので、会場での混乱、及び混雑を避けることを目的に導入された、主催者側としても苦肉の策だったなりよ。

当初から予約が殺到することは想定されていたなりが、3月1日から始まった「開幕日から4月末までの37日間分（29,0600人分）」の事前予約は、約4時間半で受付終了。あまりの速さに苦情も出ていたほど、アッという間に埋まってしまったなりね。ところが、最近ではもう当たり前の流れになっているなりが、翌日の3月2日にはネットオークションに入館引換券の出品がズラリ。これには万博協会も「転売目的で引換券を入手すると本当に入館したい人に渡らなくなる」と不快感を露わにし、ネットオークションの事業者に対して出品物の削除要請を出していたなり。

ただ、事業者によって対応は異なり、最大手のYahoo! Japanは「削除基準にあたらない」として協会の要請を却下。一方、楽天は協会の要請を受け入れ、現在は出品されているのを発見次第、順次削除をしているようなり。これは判断が難しいところなりよね。予約に間に合わなかった人の中には「オークションでお金を出しても良いから欲しい」という人がいるのも事実だし。

参考までにYahoo! オークションに出品されている入館引換券をチェックしてみると。28日13時30分現在では、149点の出品があり、その多くがペア券、もしくは3枚組。なので枚数的には500枚くらいなりか。価格は5,000〜10,000円程度で推移しているようなりよ。もともと無料なのに、えらい高騰しているなりねぇ……。

「サツキとメイの家」をめぐっては、そんな入館引換券争奪戦が繰り広げられているわけなりが、残念ながら開幕日から3日間で計318人の予約者が実際には「サツキとメイの家」に訪れなかったというなりよ。単純に都合が悪くなって行けなくなったという人もいるとは思うなりが、最初から転売目的で予約をしたものの、結局さばき切れなかったというケースも多そう。この3日間だけでも、本当に行きたいと思っても入館引換券が無いために門前払いを喰らった人もいるだろうに。

次回の事前予約受付は4月1日から。5月末日までの分の入館引換券予約となるなりが、ゴールデンウィークも含まれるのでこれまた争奪戦必至といった感じなりよね。「サツキとメイの家」をどうしても見たい！ という人は、当日はローソンへと走るべし。

☆「サツキとメイの家」入館引換券の予約概要
【入館時間】
1回目入館 10:00（入館受付時間9:45まで）
2回目入館 11:00（入館受付時間10:45まで）
3回目入館 12:00（入館受付時間11:45まで）
4回目入館 13:00（入館受付時間12:45まで）
5回目入館 14:00（入館受付時間13:45まで）
6回目入館 15:00（入館受付時間14:45まで）
7回目入館 16:00（入館受付時間15:45まで）
8回目入館 17:00（入館受付時間16:45まで）
※各時間×100枚ずつ発券

【発券方法】
・ローソンの店頭端末「Loppi」を利用 10時〜
・ローソンチケット特電に電話（0570-063-033） 10時〜24時